東大生という「ハンデ」

当教室には、東大生の講師が2名います。
東大生というのは、改めて、「スゴイなぁ」と思います。それは、何でも出来るという点で。

私大の生徒など、「出来ること」だけで生きている感がありますが、東大生は、何か出来ないことがあると悔しい… みたいな感覚で生きているように見えます。あくまで見えるだけなんですが…(笑)

その講師の一人と食事に行きました。
彼との話の中で、東大生は東大生らしい悩みがあると気付きました。

つまり、大したことのない大学の生徒が、チョットいいパフォーマンスをすると、非常に評価されます。「結構やるじゃん!」みたいな。

ところが、東大生っていうのは、「できて当たり前」という目で見られているわけですね。そこが既にハンデ。いきなりハードルが上がってしまっているわけです。これは精神的にもキツイものです。

「東大生なのに分からないの?」
「東大生なのに出来ないの?」
「東大生のくせに…」

それが怖いから、かえってものすごく勉強するのだそうです。そして、ものすごく臆病になってしまうのだそうです。それが世間を狭め、視野を狭めてしまう… 東大生も楽ではないのだそうです。

その点、我が母校などはお気楽なもの。
そのお気楽さが、自由奔放さを生み、世間に調和した人格を作っていくのかもしれません。どちらが良いのかは、私には分かりませんが、少なくとも私は東大生のような生き方は出来ないのだろうと強く感じました。

東大生も楽ではないのですね。

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