PINK SAPPHIREに感謝を

土曜日。
体験授業と入塾手続きをいくつかこなし、新人研修もこなした後、夜、この日はスタッフに最後の数時間を教室をお願いして早引きをさせていただきました。

向かう先は、なんと鶯谷地元も地元自宅から2分のところ。

「ダンスホール新世紀」という会場で、PINK SAPPHIREというバンドのラストライブが行われるということで、チケットを入手していたので観に行かせてもらいました。

「ファンだったのですか?」
と問われると、ええ、まぁ(笑)、もちろん好きなバンドの一つではありました。いや、好き、嫌いというよりも、「思い入れ」に近いのが正直なところです。

というのは。

昔々の話になりますが。

時は「イカ天」ブームの頃。私も「バンドで食っていくのだ!」なんて夢を見ていた頃がありました。大学もサボりながら、日々バンドに明け暮れ、活動費を捻出するための塾講師バイトにも力を入れていた頃でした。

こんな長さの髪の毛で、よく塾講師として雇ってくれたものだと、当時の塾長にはいまだに感謝していますが(笑)月に数本のライブをこなし(そりゃ勉強しないわね)、それなりに本気でやっていたあの頃。たまたま応募したNHKのバンド大会にビデオ審査が通りました。

1991年NHK「BSヤングバトル」という、全国勝ち抜きバンド大会でした。千葉県大会の決勝戦に進出することになり、3000人収容の幕張メッセイベントホールで演奏し、その模様はNHKーBSと、NHKーFMで放送されました(FMの音源はまだ大事にとってあります)

まぁ、決勝戦で敗れたので、そこで終わりだったのですが、関東甲信越大会→全国大会と進めば、一躍有名人になっていたかもしれませんね。ちなみに、この大会の優勝バンドが「シャ乱Q」でした。おおお!(笑)

で。

この大会のゲストがなんとPINK SAPPHIREでした。当時、デビュー曲がめちゃ売れて、人気も出ていた頃。別にお話ししたわけでも、お世話になったわけでもないのですが、リハの風景から本番も見ていて、「プロすげーなー!」「かわいいなぁー」「演奏うめーなー」と見ていた衝撃。自分たちとの力の差、本気度の差を嫌というほど見せつけられた気もしました。

ただ、同じステージを踏ませていただいたのは、本当に勉強になったし、おそらくプロのバンドを間近で見た最初だったと思います。

その後、ご縁があって、何度かプロの、しかも自分がレコード(!)で聞いてたバンドさんと何度かご一緒させていただく機会に恵まれました。でも、最初に見たPINK SAPPHIREは、本当に思い入れの強いバンドになったのです。

もちろん、そんな経緯があったので、アルバムが出れば聞いていましたし、チェックもしていました。何せ、カワイかったですからね。イカ天バンドではあったのですが、デビュー時にメンバーが変わり、アマチュア時代からぐっと洗練された形でのデビューになったのも、それはそれで魅力でした。

今回、メンバーの健康上のご事情でライブは最後ということになり、本当にもうこの先は見られないということだったので、誠に勝手ながら、長年のこの思い入れに「感謝」をと思って、ライブを見させていただいて来ました(別にメンバーと面識があるわけでも何でもないので、勝手な話です) でも、そういうちょっと特殊な思い入れがあってのことでした。

私自身。

ピンクという色に魅かれて来た人生のようです。

そもそもは、高校時代にドはまりしたバンドが、「Twisted Sister」というバンド。

このバンドがまさに、黒とピンク!!ここからピンクとのお付き合いが始まります。

その後、PINK SAPPHIREも好きになって、黒ピンク。

千葉ロッテマリーンズが地元・幕張の球団でしたので、ボビー・バレンタイン時代は、白・黒・ピンク。いや、そもそも川崎からフランチャイズ移転して来た時のユニフォームは、まさに白・黒・ピンクでした。

そして、そんなことから、結果、桜学舎のイメージカラーも白・黒・ピンクに統一。徹底して白・黒・ピンクで攻めているのは、なんと、Twisted Sister→PINK SAPPHIRE→千葉ロッテマリーンズの影響とは、お釈迦様でも気づかないでしょう(笑)

いろいろ聞きたかった曲もありましたが、1曲目の「抱きしめたい」でもう、涙腺崩壊(笑)、2曲目に「HAPPYの条件」が来て、さらに涙腺崩壊でした。

コルベッツとの共演でやってくれた「Keep on Rollin’」、盛り上がってました。コルベッツがカバーしてくれた「ずっとずっと…」も素晴らしかった。
そして、本編最後と、アンコールでも再度やってくれた「PS I Love You」、そりゃですね、91年、あの舞台袖で見たあの曲ですからね。2回とも涙が止まりませんでした。ほんと、恥ずかしい(笑)

歳をとるとLIVEで泣いちゃうケースが多くて困ります。何年も前のMSGのライブでも、全編泣きっぱなし、昨秋久々に見たANTHEMのライブでも、懐かしいナンバーで号泣(笑) こりゃALFEEなんて観ちゃったら体の水分無くなっちゃいそうですね。

「All Weather Girl」「HELLO GOODBYE」「君のハートが行きたい場所へ」、まさかの「ONE STEP UP」なんか聞けたら最高でしたが、まぁそれほど欲張れないものです。

本当に、ありがとうございました。心の中で強く強く感謝を申し上げて、会場を去りました。
会場を出て、徒歩2分。自宅に戻り、日常に戻って来ました。

クローズを引き受けてくれたスタッフの皆さん、ありがとう。
塾長の思いが果たせて良かったです。

さ。明日はまた仕事です。がんばらなきゃ。

アナタノ サクラガ サクヨウニ/上野桜木教室&入谷教室】

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コメント

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    • Tomoki
    • 2024年 3月 17日

    たまたまネットサーフィンで辿り着きました。
    素晴らしい日記ですね
    実は私も5月あの日、鶯谷でPINK SAPPHIREのラストライブを観ていました。
    PINK SAPPHIREというバンドを1990年デビュー年に知り(中学生でした)それから
    大ファン。でもLIVEに行ったことは一度も無く社会人になり時が過ぎ、
    2014年に復活ライブを知り始めて行きました。
    それ以来、暫く毎年1回ほどやっていたので足を運び、活動休止。
    2023年久々に拝見したのが最後となりました。
    今日ふと思い出しました。

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