「小中学生の8・8%が発達障害の可能性」という記事に思うところあり

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20221213-OYT1T50101/

上記の読売新聞の記事がいつまで読めるのかは分かりませんが、全国の公立小中学校の通常学級に、発達障害の可能性のある児童生徒が8・8%いることが文部科学省の調査でわかったんだそうです。

正直なところ、この関係の話は、桜学舎にも無関係ではありません。なぜなら、以前からある意味「無防備に」そういう生徒も受け入れてきたからです。が、最近になって、果たしてそれで良かったのだろうかと考え込むこともあります。

なぜ塾にそういう子の親御さんが相談に来るのか。
なぜ塾に通わせるのか。
それは、親御さんのお話を聞く限り、かなり切実なお悩みなんだと感じます。
今までは、「塾ですから特別なことはできません。ただ、こちらは自然体でいるので、それで良ければ通ってください」というスタンスでした。

振り返れば、やっぱり「学習障害があるかな?」という子もいました。でも、そういう子が中学受験で合格を勝ち取って進学していったりすると、「私の思い違いかな?」と思いましたし、またそういう子が中学2年生あたりで(何故か中2が鬼門です)学校についていけなくなり、高校から他の学校をお世話したり、受験指導をしたりしたケースもいくつもありました。

桜学舎には大学生講師も多数いましたが、そういう講師たちが悪戦苦闘しながらも、そういう子たちを根気よく面倒見てくれたり、私もそういう子たちの将来を(人並み程度ですが)心配したりして、少しでも勉強してくれるのなら…と思って受け入れてきました。また、「特別なことはしなくていいので」というご家庭に恵まれてきたこともありますし、幸い、その子たちが塾を居心地の良い場所としてくれたのも幸いしたんだと思います。

全て、「ラッキーだった」のかもしれません。
「あの子はああだった、こうだった」と語り始めたら止まらないくらいの事例はあります。私立中に特待生で入れたのに高校は支援学校へという子もいましたし、反対に支援学級から都立高校を受けさせたパターンもあったり、本人が普通学級で頑張る宣言をしてこれまた都立高校へ行かせたケース。大学進学まで面倒みたケースすらいくつもあります。

しかし、近年。
本当に数が増えました。パターンも増えました。

「どうせグレーって言われるんでしょ?」
くらいのものだったのが、本格的に判定が出たり、出来ないことや弱点がはっきりしたりと、いろいろなケースを見聞きするようになりました。

今までは、そういう指導に興味があったり、一生懸命やってくれるスタッフがいたので、今まで対応が出来ていましたが、そこに少しずつ無理が出てきたなぁと感じている今日この頃。もちろん、楽しく通ってくれている分には構いませんが、やっぱり親御さんの思いはそこにはなく、普通学級に入れている方からすれば、成績をアップさせて欲しいということなんでしょう。通常の指導で成績が上がる感じではもちろんないので、もう少し手前からの指導になるのですが、講師への負担も大きくなってきたとも感じています。

講師に無理をさせている。
ということは、講師のパフォーマンスを十分に生かしきれていないとも言えます。ぶっちゃけ、桜学舎の大学生講師は優秀だと思います。学歴的にもそうですし、教えることに対しても、生徒に対しても誠実。「塾長からの預かり物」という意識があるので、一生懸命やります。先日も、やる気が落ちている子を熱く説教して、それから少し意識が変わり、今回の期末テストで成績が上向いた子もいます。そういう講師たち。

その講師たちに、「講師としての仕事」をさせてあげないといけないなぁ…と感じ始めているのです。正直なところ、いろいろなご相談が舞い込む中で、いわゆる「難しいケース」というのが出てきてしまったということ。残念ながら「お断りする」というケースが出てきてしまいました。

拒否、ではないのです。
「それは、ウチの実力では難しいです」ということ、つまり「お力になれず、すみません…」というケース。何件か出てしまいました。特に中学生は難しい… 小学生からとか、中学入学から…くらいならまだしも、中2・中3で初めて塾に…という子が、いろいろな困難を持っていると、まずそれを乗り越えてからということになるので、肝心の「授業」に到達できないことも多々。

私・塾長の思いとしては、そういう子たちも楽しくニコニコ通える塾がいいのです。勉強は嫌いだけど塾は好きとか言われると、やっぱりこの子たちに何かしてあげたくなるものです。ただ、それにはあまりに私たちに力がなさすぎ、勉強も足りず、専門性もない。「たまたま上手く行ったケース」は何例もありますが、それも私が丸ごと抱えたり、時間をかけてゆっくり成長を見守ったり、面白いやつだと温かい目で見守りながら自由にさせたり、ということが出来たからであって、やっぱり講師たちに「オマエたちやっといて!」は出来ないだろうなぁと。

ただ。

「そういう子は、無理だから、断るしかない」

と断言される方もいます。そこは、どうしても私は割り切れないのです。
専門をうたう施設もあるでしょうし、専門家もたくさんいらっしゃるので、そういうところに任せれば良いのですが、何故かウチに相談に来てしまう方はいます。その親御さんの思いは、特別支援学級や特別支援学校ではToo Muchで、普通学級だとかなり遅れるという子が行ける、ちょうどいいところが無いという切実なお悩み。

専門というか、受け入れOKの私立中学を作ったら、間違いなくパンパンになるのに、誰もそれには手をつけられない、そういう難しい問題なのでしょう。でも、本人も悩んで苦しい子もいますし、何より親御さんが苦しんでいます。

今は無理です。私も一人で抱えているものが多すぎますからね。
でも、全てが片付き、ひと段落して、まだ余裕があるようなら、私の最後の仕事は、いろいろな困難がある子がニコニコして通える学校というか、フリースクールというか、そういう小さなところをつくってあげたいと思っています。お上よ、助成金くれ(笑)

今は、あえて積極募集は出来ません。今は、優秀な講師たちのスペックをいかんなく発揮できる指導体制と授業の確立・再構築が課題なので。でも、いつか、そっちの仕事へ目を向けられるようになったらいいなぁと思っています。

何だか。みんなに「力不足でごめんなさい」と謝りたい気分です(笑)

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