中学受験・お断りしてしまうパターン

中学受験のご相談が本当に増えました。しかし、今までとちょっと違う傾向に、正直私自身も戸惑いを感じています。それは、あまりに状態が悪くなり過ぎてから相談に見えるパターンが多いということ。

ですから、正直に申し上げると、このところお断りしてしまう案件が大変増えました。私も安易に受けないように気をつけるようになったのです。期待して遠方からいらっしゃる方もいらっしゃいます。お時間をとってお話ししたり、アドバイスしたりはします。でも、転塾するように仕向けたり、お誘いすることを躊躇うケースが本当に増えました。

その様子は、フィクションにして小説として発表していますので、もしよろしければお読み下さいね。

【小説 転塾】

さて、桜学舎が入会をお断りしてしまうパターンもいくつかご紹介しておきます。

①塾の併用・家庭教師の併用

これははっきりと公言していますが、最近このパターンがいくつかありました。「算数だけは他の先生に習っています」「算数・理科だけ教えて欲しい」「大手塾の補習をして欲しい」これらは、原則全てお断りしています。

理由は簡単。「船頭多くして船山登る」です。他所の先生がAと言い、私たちがBと言ったら、どちらの言うことを聞くのでしょう? そしてその結果は、どちらの責任になり、どちらの手柄になるのでしょう? 何より、そうやって塾や家庭教師の使い分けをしてうまく行ったパターンを全く見たことがない、むしろ失敗した例は数々見ている、それが理由です。

「どうして今行っている塾の先生にご相談されないんですか?」
先日もこう聞きました。え?って顔をされましたが、私的には本当に疑問です。商売ならどんどん転塾組をとって生徒数を増やした方がいいのかもしれませんが、このルールは譲れません。

同時に、家庭教師併用もお断りしていますが、隠れて併用されていた方も見かけました。 でも、ご苦労されてましたよ?

②親御さん先行で、お子さんのコンセンサスが無いパターン

これも最近多いパターンです。私の本を読んでくださったり、YouTubeを見てくださったりして、とても感動されてお問合せを頂くパターンです。これが本当にありがたい反面、お子さんの気持ちが全然ついて来ていないケースが時々あります。親御さんは本当に「ここで救われる!」みたいな気持ちで来てくださるのですが、当の子どもの方は「前の塾の方がいい」「大手塾はやめたくない」などという子や、塾へ行くことが嫌だという子もいます。

結局、ここが上手くないと、全てが上手くいきません。上野桜木でも入谷でも、お断りしてしまったケースがありました。ごめんなさい、でも上手くいかないパターンなので、そこは正直にならざるを得ません。本人のためにならないことを、目先のお金に目が眩んでやってしまうというのは、桜学舎ではありません。

③初期設定が厳しすぎるパターン

「本郷あたりに行かせたいんです」「東京女学館くらいでいいんです」

なんてご希望を持って来られる方もいます。目標校があることは悪くないんですが、「では、今の実力は?」と聞くと、偏差値は20〜30違います。

どんな努力をされているのかと聞くと、「ノビノビやらせたいんですよ」と。聞けば土日はサッカーで丸々全て潰れる、帰宅後も疲れてダウンするかのように寝ていると。宿題は出来ない、でもガリ勉はさせたくないから、自分なりにできるところまでやって…

これがしまいには、「1年で間に合いますか?」「5年生まではのんびりさせてやりたいので」

待って下さいよ? ご希望の学校の実力、わかっておっしゃってます?
他のお子さんが、3年間苦しみながら努力して勝ち取る栄光を、6年生の1年間だけでやろうと言うことにかなりの無理があるのですが、それはちゃんとやり方を守ってやって欲しいわけです。

この「初期設定が厳しすぎる」パターンもお断りすることがあります。

④親御さんが変われないパターン

お子さんにネガティブなことを言い続けてしまう。
パパ塾・ママ塾で教えていても、全然理解しないのでイラついてしまう。下手をしたら手が出てしまうなんてケースもありました。

ダメ出しされて、全否定されて、奮起して頑張る子というのを、私は今まで見たことがありません。もちろんダメ出しや否定はある程度ありますが、それでも持って行き方が違うのですが、親御さんの場合取りつく島もないというケースがほとんどで、救いが全然ないのです。完全に潰しにかかっているだけ。不満をぶつけているだけのケースがほとんどです。

それをまず変えなきゃダメ。
「陰」になっているのを「陽」に変えなきゃダメです。その部分で親御さんがどうしても変われないな…と判断した時は、申し訳ありませんが入会はお断りしています。それまでのやり方を継続した上で、塾や指導者だけを変えたら事態が好転するというのは幻想です。むしろ、根本的に何かを変えなければいけないのは親御さんだったりします。

お子さんが変わらなければいけないと思っているのは違います。まず変わるべきは親御さん。そう言うケースが、転塾相談でもセカンドオピニオンでも大変多いものです。

お断りだなんて、本当に偉そうで申し訳ないのですが、出来ないことはちゃんと出来ないと言う、出来ないくせにお月謝欲しさに受け入れるなんてことがどうしても出来ない性分です。そして、お預かりした子たちが、笑顔で受験生活を送れるように、そしてニコニコして進学できるようにしたい、そう思うあまりのことですので、どうぞご容赦下さい。

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