長年お世話になっていた某中高の入試担当の先生が逝去されたというご連絡を頂きました。
まずは心よりご冥福をお祈りします。

もともと妻との繋がりが強かったその中高。
自分の塾を閉めて妻の塾にやってきた私にとって、東京は初めての土地。人のつながりもほとんどなく、イチからのやり直しだった十数年前。妻のご縁でふと尋ねていらっしゃったS先生は、おそらく定年退職されたあとに生徒募集の力を買われてその中高にいらしたのだろうなぁという印象の先生。

ただ、本当にコマメに、そしてやわらかく、丁寧なお仕事をされる先生でした。以来、何かあると先生に相談し、いろいろご指導やご助力を頂きながら、桜学舎の子どもたちの進路を決めてきました。学校の良さはもちろんですが、やはりS先生をご信頼してお預けすることが多かったように思います。

桜学舎の開校20周年記念パーティーにもご出席頂きました。その際、後任をご紹介しますと、今も大変お世話になっているK先生を連れていらっしゃいました。以来、より深いお付き合いが始まったわけですが、私からすれば、東京へ来て右も左も分からないような時期に、S先生拾っていただいたようなもの。旧知のごとく私達を信頼してくださって、本当に丁寧に生徒対応をもしてくださって、とにかくS先生を尋ねて学校説明会に行くと、併願が単願に変わってしまうということもしばしばありました。

魅力的な先生でした。
そして、私からすれば、恩人と言っても過言ではありません。

コロナ禍で今年は全然お会いできず、そろそろ学校説明会かな？と思っていた矢先のご連絡でビックリしました。後日、お別れをしてまいりますが、もう泣いてしまうこと確実…　本当にお世話になりました。ありがとうございました。

そして、時を同じくして、私が敬愛するマーケッターのK先生の奥様がお亡くなりになったとのこと。
K先生の実践会（初期3000社の1社でした）に入会して、初めてマーケティングというものを勉強し、その手法をいまだに使っている私。もちろん先生は私のことを認識はしていないでしょうし、奥様にもお会いしたことはありません。ただ、近い年齢であるため、とてもリアルな感じがしてドキッとしました。

ある日突然別れはやってくるのですよね。
私の両親は幸いまだ高齢ですが健在。妻の母はもう亡くなっていますが、父は元気に。
ただ、生徒の親御さんのお葬式には何度も出ていますし、ご両親が亡くなったケースもあって、長くこの仕事をしていればいろんなケースに出会ってきています。本当にこんなことが起きるんだなぁと、呆然とすることも何度もありました。

私も決して体力に自身があるわけでもなく、健康には気をつけていますが、何せ若い頃の不摂生や無茶は確実にこの年令の体に影響を与えています。無理が出来なくなってきてもいます。

今が永遠に続くわけではない。
私もちゃんと考えて生きていかないとなぁと思いました。

改めて、ご冥福をお祈りします。



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