桜学舎が少しずつ映像授業を使っているワケ

桜学舎では、まだ部分的ではありますが、授業に映像を使い始めています。
「映像見せると、楽ですもんね」
「桜学舎も映像講義ですかぁ…」
と言われることもありますが、これは実は、深い思いがあります。

私は、昔の子供に比べて今の子は、「情報獲得能力」が落ちてきていると思います。
現場の感覚なので、「データを出せ」とか言い出す人は帰ってください(笑)としか言えないのですが、あながち間違っていない分析だと思っています。つまり、何でもかんでもググれば教えてくれますし、勉強がわからんとなれば、親切な塾が沢山あります。塾通いも面倒なら家庭教師もいますし、通信だってなんだって、もう何でもありの世の中です。

便利すぎてかえって子どもの能力は低下している。
そう感じることが多いんです。「勉強生存能力」とでもいいますかね。そういう力が低下しているように思うのです。

顕著な例をあげれば、実は私が最も懸念していることでもあるのですが、「子どもが学校で授業を聞いてこない」というところ。これは学年が上がれば上がるほどこの傾向が強くなります。一番学校の授業を聞いてこないのは高校生ですね。特に都立高校。その子たちが言うことはいつも決まっています。
「学校でわかんなかったことは、塾で聞けばいい」

そうすると、スンゴイのがいたりするんです。
「先生、ここわかんないから、まず説明してみてください」
はぁ? お前の便利屋じゃないんだけど?(笑)
あ、こういうのは桜学舎ではいきなり「はぁ? 塾長行き。説教されて来い」と言われます。はい、私のところで1時間コースになりますね(笑)そもそも学習に向かう姿勢から出来ていない子は、何をどうやっても成績なんて伸びるワケもないですから、そこからやり直しです。

これって、一応学校でやってるよね?という質問に対して、
「あー、授業全部寝てたんで、わかんないっす。」
これも塾長行きで、お説教パターン。

「学校の授業、全然わかんないんだもーん」
「学校の先生、マジ意味わかんねー」
こういうのも、お説教行きですね。

勘違いをしてはいけないのは、学校で週に何時間もある授業で身につかないものが、週1回の塾の授業で魔法のように分かるようになるなんてことは、まずありえないんですよ。そんな魔法を謳うのは詐欺です。人間の能力がそんなに短期間で向上することは基本的にあり得ません。ズブの素人がトレーニングセンターに入って、いきなり大リーガーになれることはないの同じですよ。

だから、学校の授業が基本です。仮にその内容理解が不完全であっても、塾で後から「補う」ことで完全理解を目指し、さらに問題演習で定着させ、「一時的にわかっただけじゃない」状態にしておくことが大事ですし、これこそが塾の本質的な役割なんです。ですから、学校での理解が「0」で来るなら、そして同じ成果を求めるなら、悪いですが週1回でなんとかしろなんて無茶は言わないで下さい。

今流行りの「成績保証」をやっている塾がありますね? 
「へん、桜学舎はすぐに成績あげられないポンコツだから、成績保証してる塾のほうがいいだろ?」
って方もいるでしょう。結構です。
でも、その成績保証条件をちゃんと見ていますか?
ある大手の個別指導塾は、半年間、同一教科で週2回以上、出席率は8割を下らないこと、宿題忘れや指示に従わないことがないこと… こんな条件がちゃんと書かれています。

すいません、話がずれました!
で、そういう「塾に頼ればいいや」「あとで先生に聞けばいいや」っていう学習態度の生徒を育ててしまうと、結局自分で学習する能力がいつまでも身につかないので、延々と塾に大金をはたき続けなければいけない子になりますし、学校スタイルの集団授業では知識を身につけることもできなければ、情報を獲得することも出来ない子になってしまいます。

大学生や大人になってから、「あとで塾で教えてもらえばいいや」は無いですからね。

ですから、
「授業を受ける訓練」
「講義から知識を効率的に獲得する訓練」
をしなければいけません。個別指導塾をやっていて、極力こういう部分を排除して指導するよう講師に指導をしてきましたが、徐々に「このままじゃいかんな」という思いが強くなってきました。

そもそも、桜学舎は「非受験学年」は個別指導、「受験生」は集団指導でというのが理想形だと言い続けてきています。ある程度のレベルに達している子は、集団授業の方が情報量も多くなりますし、楽しいし、連帯感もあるので、受験指導には向いています。ですから、非受験学年のうちに個別指導で「授業を受ける力」を養っておいて、受験生は集団指導へという話をしています。

しかし、その目的よりだいぶ手前にハードルがある子が出はじめたのです。それが「そもそも授業を聞いてない子」です。わずかな時間でイチから教えるのは厳しいです、正直。

そこで使い出したのが映像です。
「まず、ベースとしてここまではわかっておけよ?」
ということなんですね。このくらいは映像の先生と確認しておいてね、ということ。
それ以上の対応を、リアルの講師がしたいのです。

ともすれば、リアルの先生がやっちゃった方が早くていい場合もあります。
でも、そうじゃないんです。
授業の中で、ちゃんと聞き取り、ちゃんと理解しろと、そういうことなんですね。

わざと苦労させてるんです。
保護者はもちろんのことですが、生徒自身がちゃんとその意図を理解しているかどうか。
もう少し啓蒙が必要かもしれません。 

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