定期テストは出来るが実力試験は苦手という子

「定期テストは出来るが実力試験は苦手」という子がよくいます。
これは本質的な勉強ができていない証拠だと、私たちは考えています。

「範囲が決まっていればできる」というケースで、これは結構「真面目な女子」に多く見られるケースですね。真面目が故に、学校の成績はいい。でも、実力試験が取れない… そう嘆く子は意外に多いものです。

これはつまり、「やれ」と言われたことは出来るが、「能動的」に勉強をしているわけではない、とも言えます。つまり、範囲外のことは忘れてしまっている可能性が高いのです。いわば使い捨ての勉強になっている状態。勉強の中身にあまり興味がない子も結構このタイプに当てはまります。本当に真面目でいい子なのですが、やっぱり積極性に欠けるタイプ。一番見ていてかわいそうに思うのです。

こういう子が成績を心配して塾に来るというケースは結構多いのですが、結果として学校の成績を上げることには塾が有効に機能しますが、残念ながら実力試験で成績が上がるというのは稀です。それは、本人も指導者も、学校のカリキュラムから離れることを躊躇してしまうケースが多いのと、本来のできない原因が「真面目に努力を重ねる」という部分にあるわけではないからです。もっと根本的な、勉強の中身や、やり方、捉え方を変え、改善しなければ解決できないケースが殆どだからです。真面目に努力を重ねることの限界を迎えている子に、真面目に努力を積み重ねさせても結果は出ません。

反対に、定期テストは苦手がだが実力試験では点が取れるタイプがいます。コツコツと地道な積み上げや努力ができない、ある意味「才能型」のタイプです。
天才肌というと言い過ぎかもしれませんが、「実力」も「能力」もあるのだけれど、それを生かしきれないもったいない子で、いわゆる今流行りの「やればできる子」です。しかし、このやればできる子っていうのはとても厄介で、そもそも「地道な努力」を小バカにしているので、足元をすくわれることがとても多く、暗記ものや知識系問題で大きく失点することが多いものです。計算問題のケアレスミスや漢字問題での失点、スペルミスでの減点が多い子はほとんどがこのタイプです。

こういう子は、実は最後まで実力を発揮しきれない可能性が高く、入試や学力試験では決して出来ないわけではないものの、往々にして二番手三番手で収まる子です。ただし、将来大人になってから、一番面白いことをしているタイプでもあります。学歴レースの虚しさも一番感じているタイプですね。

それぞれの弱点や強みを理解し、目をそらさずに対策を重ねておくと良い結果が出ますよ。努力をする必要があるのか、それとも本質をつかむ勉強をする必要があるのか。自分のタイプを客観的にみつめてみましょう。 

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