公民の授業

日本は間接民主制をとっています。
間接民主制は、別名代議制ともいいますね。
有権者全員が参加する大会を開くのは大変ですから、国民の代表者を選挙で選び、代表者を国会に送って、彼らに国民の声を反映させた政治を行ってもらう、これが民主主義の基本的な考え方ですね。

ですから、まず有権者は選挙に行くべきなんですね。
選挙は一番手っ取り早く政治に参加する方法です。一番簡単な方法でもありますよ。大正時代の普通選挙法でようやく25歳以上の男子全員に選挙権が与えられましたが、それまでは経済的な面などの制限が付いた選挙しか行われていませんでした。

それでも、女性が選挙権を与えられたのは戦後。平塚雷鳥や市川房江などという人たちが努力を重ねてようやく女性の権利というものが現代のように認められてきたのですから、女性は特にこの選挙権・参政権を大事にしたほうがいいですね。

選挙では自分たちの代表者を選ぶのですから、候補者の言うことにしっかり耳を傾けなければいけませんよ。顔で選んだり、何となくで選んだり、主義主張をよく聞きもせず選んだ後に、「こんなはずじゃなかった」「知らなかった」では通用しません。

ましてや、自分にお金をくれたり、仕事を回してくれたりする見返りに1票を投じることなどあってはいけません。それは犯罪ですね。どんな法に触れますか? そう、「公職選挙法」ですね。覚えてました。

とにかく、自分たちの代表者を選ぶのです。
ということは、選んだ自分たちにも責任があります。政治家がやることは、有権者のやることと同じことですね。みんなの代表がやっていることなんですから。よって、「政治家が悪い」「政治家がいい加減だ」などというのもおかしな話です。その政治家は、有権者、つまり国民が選んだひとなんですね。

政治家が悪いこともあるでしょう。
しかし、選んだ人にも大きな責任がありませんか?勝手に議員になったわけじゃないんですね。国民に選ばれた人なんです。






小学生の社会の授業で教えねばならないことです。
今の私たちは、これを真顔で子供に語れるでしょうか。
残念です。

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