根本が分かってない

春ですから、新聞には毎日のように塾のチラシが折り込まれてきます。ご多分にもれず、当塾も今月はあと3回折り込む予定。さすがに新塾名で立ち上げですからね… よろしくお願いしますという意味を込めて、認知して頂くためにも、普段やらないカラーチラシを何度が入れています。

ところが、どこもカラーはお手の物ですね。
キレイなチラシが多いものです。

当然、じっくり読ませて頂いていますが、私はその中で2つの点を気にして読んでいます。

まずは子どもの扱い方。
以前、ある大手塾の塾長年頭挨拶を読んで憤慨したという話をどこかで書きました。大切な、しかもよそ様のお子さんを「戦士」とは何事だ!と。

「戦士」というのは、「戦場」に赴く人間です。
戦場というのは、戦争をしている場所です。
戦争とは、人と人との殺し合いです。

いい意味での「競争」はあっても、いい意味での「戦争」なんて、絶対無いのです。絶対です。ですから、将来を嘱望される若き才能達を、ゲーム感覚で「戦士」扱いなどする人間を私は絶対に許しません。どんな立派な人間でも、それは教育現場の「根本が分かってない」のです。

意外に、塾のチラシを見ていると、「戦士」「戦い」という言葉が平気で使われています。良く考えると、実に恐ろしいことです。そういう方には、子どもは自分のところの実績を稼ぎに行く「戦士」に見えているのかもしれませんね。そうとらえてしまうと実に悲しい。言葉の使い方は本当に気をつけて欲しいと思います。

そしてもう一つ。子どもの教育手法。

これもある塾のチラシを見ていて思ったのです。
そこには「指定したノートのとり方を確実にさせる」「授業中の所作が成績に影響する」などという文章が散りばめられていました。

子どもを教師側の「型」にはめようとする意図が色濃く見えますよね。スパルタ型の塾や一斉授業オンリーの塾などは、こうしないと授業が成立しないのでしょうが、そんな「型にはめる」と、正直「型」が無いと何も出来ない子が育つと、私は「経験上」知っています。だからいちいち全部お膳立てしないとダメな子がたくさん…

申し訳ないですが、ウチはノートのとり方など好きなようにやらせています。もちろん、「自分が後で見てわかるノートにしなさい」と、手元を見てダメ出しすることは多々ありますよ。でも、指定のノートのとり方などありません。というか、必要ありません。

授業中の姿勢は言いますが、所作云々はこちらも自由。人として間違ってないかだけを注意します。人の話を聞くときに頬杖とか…(笑) これはぶっ飛ばしもんですけどね(笑)

でも、「塾の都合」で設定する「型」を子どもに押し付けるような、余計なストレスを子どもにかけないことが、ノビノビと成績向上させる秘訣だと、ウチは、あくまでウチはそう考えていますし、それが教育の「本質」であって、それを少人数ゆえに実行出来、ありがたいことに目覚しい「結果」が出ているのだと、そう自負しています。

教育は農業に似ています。
種をまいて、水撒いて、放っておけば立派なものが育つわけではありません。

種を撒く前に土壌を作り、肥料をやり、水をやり、害虫駆除や農薬散布して、成長を見守り、追肥して、盛り土して、育て、育ててようやく結果が実を結ぶわけです。四角いスイカが欲しいからと言って型にハメても、果たしてそれが良いものなのでしょうかね?

一概に全てを否定するものではありませんが、「塾」という同じ概念で語られることが非常に残念です。やはり私たちは他の「学習塾」さんとは違う、一つの理念に基づいた「私塾」を目指す方向なんだと、今春も改めて感じました。

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