教え子たちが来訪

2019-03-31_14_53_19b先週日曜日。
高3卒業生の教え子たちが我が家にやってきました。
皆、長年桜学舎に通ってくれた子です。
最短は1年という子がいましたが、その他は4年、途中抜けての3年、6年、そして9年という子が2人。そりゃ思い入れも強くなるというものです。ありがとう。

それぞれの進路へ、それぞれの思いを持って卒業していってくれましたが、私はどうも不完全燃焼。もっと育てられたのになぁと思う気持ちもあり、そして、正直、指導者としての限界を感じた1年でした。

今年から授業の第一線を退いた私。
もちろん塾にもいますし、多少の授業もします。でも、もう第一線ではない。
むしろ授業に居ちゃダメなんでしょうね。私が第一線を張っている限り、下が育たたない。
学生講師でありながら「受験生を任せて欲しい」と言い出すスタッフもいて、だんだん頼もしくなってきましたから、オッサンはちょっと見守りながら、全体を見ていく仕事をしたほうがいい気がしてきました。

世の中の個人塾は、皆これが出来なくて潰れていくのです。
みんな塾長は授業職人だから、一代限りで塾が消えていくのです。

学習塾の新規廃業率は年17%。
2018年の上期の学習塾倒産件数は前年同時期より大きく上回り、廃業が現実問題として出てくる業界です。 そんな中、桜学舎は永続する方法を考えつつあります。私は39歳の時に千葉の塾を閉めて東京に来ました。その時の生徒たちとの別れほど悲しいものはありませんでした。正直辛かった。あれを二度と経験したくない、という思いがどこかにあるのかも知れませんね。

塾を永続させていく、その一つの答えは、私が出しゃばらない、というものでした。
出しゃばらないだけだから、多少はやってもいいですが、とにかく若手が仕事できるようにしたい、それが目標です。

ですから、彼らは私の直接の教え子としては最後の方の子ということになります。
もちろんまだまだ「私の教え子」は塾にたくさんいますが、私がガッツリ抱えて、1人で教えていたような感じの子はここが最後。この先は、いろいろな先生と一緒に育ててきた子、という感覚です。

この日は懐かしい話もたくさん出て、嬉しい、楽しい時間を過ごしました。
長年ありがとう。
新しい環境でも、しっかり歩んでいけますように、心から祈ってます。
さぁ、今年の受験生も頑張らせないとな! 
ここからは「チームワーク」で頑張っていきます。 

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