快楽主義

私は自分自身を快楽主義者だと思っています。
だから、好きな事だけをやりたがるこの気持ちはものすごく分かります。
しかし、だからこそ、好きな事だけをやってくるとどんなことになっちゃうかが分かります。苦労するぞ!と(笑)
ただ、人間はどこかで快楽主義であるところがあるのだと思います。

人間は楽しくないところには集わず、つまらないことはやりたくないと、私は信じています。
自分自身が、つまらないことはやりたくないし、嫌なこともやりたくない、楽しくないところには行きたくないと思っています。大体の行動基準は、楽しいか楽しくないかです。これは仕事も同じ。

以前、ある方に「先生は難しいからなー」と言われました。もっといろいろやれば力があるのだから儲かると思う、と言われたのです。半分以上がお世辞であることは承知ですが、残念ながら自分が面白いと感じないことはやりたくないので、いくら儲かると言われてもやりたくないことはやりません。だからこんなに儲からないのか(笑)

閑話休題。
子どものやる気を引き出すのも、楽しいか楽しくないかだと思います。
もちろん勉強もさせず、ただ遊ばせて「楽しい」のでは仕方ありません。
そんなことをしなくても、勉強というのは分かれば楽しいのです。だからもっと知りたくなるはずです。よくお父さんお母さんも言うじゃないですか。「分かれば楽しいと思うんですけどね…」

先日、他所の塾をやめてウチの体験授業に来た子がいました。体験授業の翌日すぐに入会手続きをされて行きましたが、その際体験授業はどうでしたか?と聞くと、その子は授業から帰ってきて、興奮気味に「あっちの塾とは全然違ったよ。すごく分かったから楽しかった」と意欲に燃えてその晩勉強したんだそうです。

こういうことじゃないですかね?  やる気って。

ネガティヴな発想に基づいた子どもの指導は、成長を妨げますね。つまり、子どもは勉強が嫌いなものだとか、やる気はないとか、ヤバイと思って勉強するものだとか。

そういう前提で子どもに接する大人にはなりたくないものです。

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