人を待たせるなって。

故ありまして、今日はあったま来ております(笑)

月曜日。
まずは納税証明書を取りに税務署へ。納税証明って、今は住民票みたいにプリントアウトするだけなんですよね。番号入れたりなんだりで。まぁ何重かのチェックをして出てこないといけないものですから、少しは待たされます。

待っていると、ある女性がとっても怒ってるわけです。「暇じゃねーっつんだよ!」と。ああ、相当待ってるんだなぁと思ったのですが、横で事の顛末を聞いていると酷い対応だなぁと思いました。私は女性の主張に「ごもっともでございます」と(勝手に)頷くばかり。

さてその攻防を見て時間を潰していても、なかなか証明書は出て来ません。20分が過ぎても出てこない。もう間も無く30分が過ぎようというところで、ようやく奥から、しかものんびりとした歩調でふーらふーら歩きながら若い兄ちゃんが出てきました。

「5番でお待ちの方ー」

実は妻の分も同時に申請していたので、3番で待っている分もあったんですよね。2件分だから時間がかかってるのかと思ったんですが、これだけ待ってたので、さすがに思ってたことが無意識に口をついてしまいました…

「あれ? 一緒じゃねーんだ!?」

兄ちゃんはバツの悪そうな顔をしましたが、無言。
「2400円です」 っていうので、「いい商売してんなー」と思いつつ3000円を出すと、彼は裏のレジへ行きました。

さてここからが。
レジを開けて、3000円を入れて、600円をトレーに出し、領収書を発行。ここまではいい。さて次。何をしたか。普通ならこれで終わりですけどね。税務署は違う!後ろの上司に、このトレーと領収書を持って行き、確認してもらうという作業が入ります! ん?  上司も真面目な顔して、「600円、2400円、よし」とか指差し確認しています。ん? 東京メトロか!? →もちろん心の声!(笑)

お疲れ様でしたって、マジで疲れるわ。しかももう1件待ってんだよ!(泣)
さっきの女性みたいに怒鳴りつけてやりたかったのですが(笑)、心優しい私は黙ってあと10分ほど待つことになるのです。

役所ってのは、人を待たせることに罪悪感を全く持たない、ちょっと変わった人たちの集団なんだなぁと思ったのですが、それがさらに強烈に思い知らされることになるとは!

その後、お隣の年金事務所へ。
なんでも「算定時調査」とかいう調査があって、要は社員をちゃんと厚生年金に入れてんの?っていう調査をされるらしいんですね。何年かに1回呼ばれるらしく、当たっちゃったわけです。で、3時から4時の間に来いという呼び出しがあったので、事前に税理士先生にもわざわざ多数の書類を用意してもらい、必要書類も探して準備し、話す内容も準備して、書類や資料を持って年金事務所へ出向きました。

まず受付の番号札を出す機械のところで職員から番号札を受け取る。ってか、そこに職員二人置くなら、何のための自動の番号札発券機なんだよ!?と大いなる疑問を持ちながら、椅子に座って順番を待ちます。 899番。 座った時に886番。すっかり「あと2番か」と勘違いしてましたが、すぐにえらい遠いことに気づきました。窓口は3つしか開いてません。税理士先生からは10分くらいの面接がありますと聞いていたのですが、全然進まない。3時40分の時点で890番。

ふと気づくと、一人と40分以上やってる窓口があります。しばらくすると待ってる人の怒りは頂点に達し、「やり方が悪い」「待たせんな」「責任者出せ」とか、修羅場に。しかも、その40分もやってる窓口の人が、所長なんだかとにかく責任者である様子。その窓口まで行って、怒鳴り込んでる人まで出る始末。あちゃー。

他の職員の方は「窓口を増やしましょう」とも言いに行ってるのに、責任者が全然危機感が無い様子。申し訳ないのですが私も暇じゃ無いんで(笑)4時にiPhoneのタイマーをセットして、そこまでは我慢して静かに待ってましたが、896番のところでタイマーがピロピロピロと鳴りました。

「よし!時間だ、帰ろう!」
結構大きな声で言いました。

すっくと立ち上がり、受付に行き、

「呼び出された時間が過ぎましたので、帰ります!書類は出して帰りますので、受付した証明を出してください! 時間まではちゃんと居たのでこちらに落ち度はありませんので、何か聞きたいことがあるなら、今度はあなたたちの方から出向いて下さい!」

と申し上げました。

あのね…
私たち民間は、お客様を待たせることには本当に恐怖に近い感覚を持っています。万が一お待たせするにしても、内心焦ってます。申し訳ないという気持ちが先行して、心ここにあらずになることもあります。

人を待たせるってことが当たり前だと思ってる不思議な人は、さっきもいたけど、ここにもいたんですね(笑)

だいたい、私たち事業者の1時間っていくらなのかご存知なんですかね、彼らは。そこを理解できないのがお役人なんだなぁと、分かっていたのかもしれないけれど、改めて失望してしまいました。だって、事業者を集めた調査会なんですから、ちゃんとそこに配慮しなきゃ。時間まで指定されて呼びされたんですから。

受付証明が出てくるまでの間に、その場にいた職員の人や社労士にも、
「いつもこんななの?」
「何でこんなに回らないの?」
「何でこんな時期に呼んじゃうの?」
って聞くと、やっぱり責任者が…的なことを言ってました。職員も呆れ顔なんですね。

なおかつ、みんな優しいなぁとも思いました。文句言いつつも、待ってるし。
ちなみに、私のところは落ち度も全くなし。書類もバッチリ。制度上の漏れもなし。ちゃんと払うものも払ってるし。帰って正解です。ありゃ責任問題になるな(笑)  

そんな今日、ご紹介で体験授業が決まったり、新たにご紹介を頂いたり、対応があれこれ必要なこともたくさんありました。馬鹿みたいにあんなのに付き合っていて帰社しなかったら、全部不義理をしたり逃してしまったかも。本当に帰って来て正解でした。

おかげさまで不毛な労力を使って、結局実り少なし。疲れた疲れた。もうお役所は御免です。呼び出されて、行ったら時間内に対応出来ませんって、シャレにもなりません。なんだか馬鹿にされた気分。

さー、また切り替えて今日から頑張ります! 

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