「長いお別れ」

中島京子さんの「長いお別れ」を読了しました。

実は映画を先に観てしまったのですが、改めて本で読んでみました。大好きな千駄木の往来堂書店に行った時にふと目に留まり、迷わず手を出して買ってきましたが、読み終わるのには少々時間がかかりました。

残念ながら、文章が私と合わないタイプなので、スイスイと頭に入ってくる感じがなく、ちょっと読むのに苦労してしまったのです(ごめんなさい!悪いわけではありません)。文章の相性ってあるもので、私も意外に上手く読めない作家さんがいます。たとえば私は「宮沢賢治」が全然ダメで、読み進めるのが苦手な文章です。現代作家では、割と読みやすくて好きだったのは、新田次郎とか吉村昭。特に吉村昭の作品はかなり読みました。

ただ、この本のストーリーは実感的に分かるところが多く、すごくリアルで怖い感じがしました。

認知症=長いお別れ。
本当だなぁと思います。
私のところも、80代義父、90代実父、実母、全員何かしらボケてもいるにもかかわらず、施設にも入らずよくやってるなぁと感心します。

ただ、もう皆、何かを忘れ、「物忘れ外来」から「アリセプト」というお薬が出たり、同じことを延々と話していたり、昔のことと今のことが全部混同されていったり、見えないものを見ていたり、思い込みで行動してしまったり…… いろいろなことが起きます。

知らないところで怪我をしていたり、ビックリするようなところからビックリするようなものが出てきたり(隠しちゃうわけです)、もう笑うしかない状態が続き、そして最後には何もわからなくなってしまう…… うちはまだ全員が私を覚えていてくれるのでいいのですが、そのうち「どなたか存じませんが、ご親切にありがとう」なんて言われちゃうのかな?と思うと、泣けてきます。

先日、千葉に行ったついでに実家の父の顔を見てきました。歳とったなぁ。あれほどシャキシャキしてた父も、94という寄る年波には勝てず、よちよち歩き。耳も遠いですが、私が送った補聴器は絶対付けません(笑)ただ、私達を見て嬉しそうではありました。

実は先日呼吸が止まって搬送された母。無事復活して今は元気にしていますが、それも千葉大病院に転院してカテーテル手術で復活。「病気のデパート」「入院のプロ」と家族内ではからかっていますが、昔から亀山家は母の入院は定期的にありました。

実は無事退院の連絡が来たので、先ずは良かった。

でも50代。いろんなことが一気に来ますね。
私も実は、長いお別れをしているのではないかと常々思っています。あと何回会えるのだろう? あと何時間一緒に時間を過ごせるのだろう?

「いつまでも あると思うな 親と金」
これを子どもたちに伝えることが多いですが、実に今はリアル。
親に感謝しろよ。
いい加減なことするなよ?
そう言っても若いころは分かりません。でも、言っておくことが重要なのだと思っています。
分かる時が来て、「ああ、これか!」と思えばよいのです。

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