YouTube低評価非表示化と「情けは人のためならず」

「情けは人のためならず」

ということわざの意味。

「情けをかけると人のためにならない」

という意味じゃないのはご存知ですよね? 

人に情けをかけておくと、巡り巡って自分のところへ返ってくる。人に情けをかけるのは、人のためだけじゃなくて自分のためにもなるんだよ…という意味です。

「情け」というのとはちょっと違うかもしれませんが、入谷教室を開校するにあたって、私が真っ先にご挨拶に言ったのは自由塾さんのN塾長のところでした。長年同じ組合で活動し、私達は夫婦で仲良くさせていただいていますから、そのお膝元・入谷に教室を出すと言ったらなんと言われるだろう…とドキドキでした。ホント、「ちょっとお話が…」と伺ったときも、緊張しまくりでした。

しかし、さすが大先輩。私の態度と声などから「分かってた」と言われました。そういうことなんだろうなと。その上で、昔の話をしてくれました。

自由塾さんが日暮里駅前に教室を出すとき、N塾長は私に断りを入れてくれたのでした。商圏がかぶるかも知れないけれど、ごめんねと。その時私は、

「一緒に頑張りましょう」

と言ったそうです。正直なところ、自分ではすっかり忘れていました。
そうかぁ。そんなこと言ったんだっけ?(笑)

「あなたはそう言ったのよ。だから、私がどうこう言える立場じゃない」

と。ホントに、この時は頭が下がりました。ありがとうございました。
ふと、この「情けは人のためならず」を思い出しました。巡り巡って返ってきたなぁと。

その時私は「情け」を掛けたわけじゃなかったと思います。そもそも、小さい塾と小さい塾がいがみあったり、対抗したりしても何の意味もなくて、むしろ地域を盛り上げていくために共に頑張っていくべきだと思っています。我々の対極にあるのはやはりどうしても大手塾であって、必ず大きなところが合わないという子がいますから、そういう子達が来る場所として地元の塾が存在していることが何より重要なのです。そこでどっちが上だ、どっちがいいんだと争ってもあまり建設的ではないですよね。その考えは今でも変わりません。

しかし、それを覚えていてくださって、こんな時に返してくださるなんて…
まだまだ大先輩は超えられませんね。

そういえば、YouTubeの仕様が変わり、低評価ボタンを押した数が非表示になったのですがお気づきですか? クリエーター側ではいくつ低評価が押されたかは確認できるのですが、見る側からは「高評価」の数しか表示されない仕様になりました。賛否両論ですが、私はこれは良かったと思っています。そもそもダメの評価をする必要がなく、いいねの数で判断すればいいだけだと思っていたからです。HIKAKINさんのようなBIGなクリエーターさんは、甘えをなくすために低評価ボタンがあったとおっしゃっていましたが、我々のような弱小クリエーターは1つの低評価が我々への評価なのか、中身の評価なのかも気になりますし、そもそも凹みます。絶対悪意に満ちた人もいるんですよね。

実は、YouTubeLiveで入谷教室開校を発表した時も、入谷教室開校の動画を公開した時も、入谷でのステキな出来事を書いたときも、必ず「低評価」を押して来た人がいます。

そもそもね、人の門出には、どんなに悔しくても、どんなに忌々しくても、どんなに焦っても、絶対に「おめでとうございます」というものなんですよ。大人ならね。

たとえば、自分を振って、他の男と結婚した女性に「おめでとうございます、お幸せに」と言えなかったら、人間、そこで終わりだと思います。少なくとも私にはそういうプライドはありますし、悔しかろうがなんだろうが、人の幸せや門出を祝える人間になりたいと思います。いや、私の教え子は全員、そういう価値観を身につけさせたいし、それこそが人としての度量の大きさだと思っています。

面白いことに、学校紹介系の動画や記事にも低評価を付けてくる人が必ずいます。その学校で嫌なことがあったということをひたすら訴えてきたり、真偽不明なうわさ話を貼り付けて来た人もいます。しかし、それって、我々に喧嘩を売っていることになるんですよね? 我々の動画なので。ゲスト出演者に対する低評価や文句は、そっちでやれよ…と思うのですが、とにかく目についた気に入らないものに低評価をつける、それがどういう意味を持ち、誰に対するものなのかも考えずに手当たりしだいに喧嘩を売ってくる変な人もいるわけです。だいたいそういう人は日本語が通じない…(笑)

一体何が気に入らないのかと思う人もいますが、まぁ世の中広いですからね。でも、こと子どもたちの教育ですから。まともな人間の常識・感覚はきちんと教えていきたいと思います。

「そういうもんだよ」「そうするもんだよ」とね。
私も常識的な人間かと言われると自信はありませんが(笑)、少なくとも、プライドを持った生き方、人はどうあるべきか、そんなことは考えながら生きているつもりです。

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