算数が出来ないのは当たり前です

小6の首都圏模試・第1回が返ってきました。
国語でものすごい伸びを見せた子がいましたが、見ると軒並み算数がメタメタ。
スタッフや講師が、
「塾長、大丈夫っすかね?」
と心配してきますが、
「すべては予定通り。想定の範囲内だね」
と返しています。

当たり前なんです。
速さの問題が出ていますが、まだ桜学舎では速さは一切勉強していません。応用系の問題も手をつけていません。だから、正直大問の3番以降が出来るという想定では受験をさせていません。

問題視しているのは、大問の1の計算問題が全問正解でない子。
大問の2、1行問題の大半が×になっている子です。 
これは、ふだんから何にも復習していないし、何にもやってないでしょう?という子です。日頃の宿題を、きちんとテキストを見返しながら自力で解いていなかったり、親御さんに駄々をこねて一緒に勉強してもらっていたり、下手をすると親御さんに教わっていたり、そんなことを繰り返していくと、目の前のハードルを乗り越えればそれでいいという「アリバイ作り」の勉強になってしまうので、実力試験ともなるとボロボロの成績が返ってきます。

模試は、普段の小さな積み重ねの投影です。
それ以外ありません。

ですから、大問の3以降が×や空欄ばかりでもあまり心配しないでください。ここは夏以降徐々に解消していきますので。問題は大問の1と2です。

特に、他の問題ができているのに、大問の1の初っ端の計算から間違えている子がいますが、こんなのは論外。地道な努力ができていない明確な証拠。本番で見たこともないずっこけ方をする典型的なタイプですから、本当に注意が必要です。検証すれば、計算を正確に出来るようになるだけで10点、15点点数が上乗せできる子が何人もいます。

15点も点数が上がれば、偏差値は5~8違います。 

土曜日に、たまたま居合わせた子に、割り算の計算をやらせました。
×だったところです。
やり直しさせても間違っているので、途中の過程を見たら、全然違うことをやっていました。そもそもそれって、計算違うし。指摘してやり直させたら正解が出ました。

計算を自力でやってます?
時間をキチンとかけて、正確に、サボらず、大人に頼らず、やってます??

今の時期。
首都圏模試の算数で、大問の1と2を正確に解ければ、偏差値は50までは到達できます。
大問3以降は、(1)のみをねらっていきます。これで偏差値60も夢じゃありません。
知らない問題を一生懸命考えて解いている子もいますが、そんなアホらしいことはやめなさいと口を酸っぱくして言っても、やっぱり小学生の習性なんですかね、解いてしまうんですね。テストは全部解答欄を埋めなきゃいけないという「強迫観念」にも似た習性があるようです。

1学期中~夏休み中、目指せ偏差値50!
ここまで来れれば、2学期に限りなく60に近いところまで伸びる可能性が高いです。

心配のしどころをよく見極めて、首都模試の結果を活用してください! 

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