悩め

この時期。
進路をそろそろ決断しなければいけない時期になってきました。中3・高3が特に佳境に入ってきて、いよいよ受験校決定の時期です。

ところが、腹の決まらない子がとても多いのが今年の特徴。
どうも、みんな腹が決まりません。
このところ連日、生徒や保護者と進路面談をしている状況です。
金曜日の子は「じゃ、ここに決めよう」と落ち着きました。
今日の子は、「そこじゃもったいないだろ?」と、もっと粘るように進めて未決着。

こういう選択の練習はとても重要なことです。
いい場合も、失敗したなぁという場合も、しっかり糧にして人生に活かさねばいけません。
人生は「選択」の連続です。
選択が出来ない人間や、お膳立てしないと動けない人間は本当に「使えない」人間でしかありませんし、それは人間元来持って生まれた才能ではなく、後天的に教育によって育ったもの。若い頃なら修正はききますが、大人になってからの修正はほぼ不可能です。選択が上手にできる人間になるための練習の第一歩として受験を捉えたら、とても意義深いものになると思いませんか?

単に偏差値や学力だけで自分の進む学校を選ぶのはとても愚かなことだと思います。
よく考えずに、よく見ずに、数字だけで決めて、結局地獄を見るということは結構あるものです。そういう例を話してやると、生徒の顔が変わります。子供達は、大人は子供をコントロールするために脅していると思っていますが、事実を語るとそれはまた全然伝わり方が異なります。

自分の性格や、やりたいこと、その先のことなどを総合的に考えなければ、正しい進路選択にはならないと思います。

偏差値がこれくらいだから、私はここら辺ならいける。
ではないでしょう?
それってそもそも、出発点が違う気がします。
この辺の学校に行きたいから、この学校に行きたいから、自分の偏差値をこれくらいにしなきゃ!
というのが話の正しい順序だと思います。
こういう風に、まず自分の希望を作っていかないと、とんでもないバッタモンをつかんでしまうことが往々にしてあります。

もちろん、高い目標を持って、それに向かって頑張ることは大切なことです。でも、勉強だけできても、人間的成長がないまま東大に入っても、そりゃ社会じゃ役に立たないロクデナシにしかならないわけで、それは社会が証明することになります。

人間は、失敗の中から学びます。
そして懲ります。
だから、私は失敗した子を叱ります。怒りませんよ?でも、叱ります。

先日も、期末試験で結果が思わしくなかった中学生をつかまえて、副塾長が一生懸命「やればできるよ」「いいもの持ってるんだからさ」 とフォローしていた横から、「その点数はな、勉強してねーんだよ」とバッサリぶった切りました。ちょっと涙目になっていてかわいそうでしたけど、男なら結果出せ!って話をしたのです。絶対に、全力出してその点数なわけがないと。絶対自分に甘くなっている瞬間があるんだと。わからないことをスルーしていたり、面倒だから問題演習を減らしたとか、部屋で漫画を読んでしまった…とか。そんなこともあるはずだと。

涙目ってことは、図星ってことですよね?
そんな時に、「傷つけちゃいけない」とか、「頭ごなしはかわいそうだ」とか、そんな思考回路だと子供が全然「善悪の判断」が出来ない子に育っていきます。そして、「懲りない奴」になってしまうのです。ガツンとでも嫌なことを言われて、泣いて、もう嫌だ!と思ってくれればいいんですよね。

「そんなのやったうちに入んねーんだよ」
「お前のやったとか努力したは、屁みたいなもんだ」
「一体何時間集中してやったって言えるんだ?」
一つ一つ、本人の勉強計画や、実行した内容をよく聞いてみると、それって「勉強してんの??」ってレベルの次元の低い勉強をしていることもあります。それを、直接であれ間接であれ、駄目出しして、
「ふざけんな!」
と言えるかです。本人の真剣さに火をつけられるかが勝負。

受験生も、下の学年の子も、今ちょっと中だるみというか、不安定で正に「腹が据わらない」状態。それじゃ「本気」になって勉強なんてできやしません。

私は、自分の性格的には「愚図」が大嫌い。
自分は思い立ったらガーーーってやってしまうタイプなので、いつまでも火のつかない湿ったマッチみたいな人が一番イライラします。友人や知り合いの中にもいますので、あまり言えないし、私自身ロクでもない奴なので偉そうなことを言える義理でもないんですが、とにかくイライラしちゃうのです。

「御託を並べる前に、まずやれや!」
と言いたくなってしまうのです。

意外に、実は真面目な子がこういう腹の据わらない、いつまでもふわふわしているタイプに多いのです。
あえて口が悪い言い方で言います。
一つのショック療法ですね。
効果がある子とない子がいますが、基本的に子どもをシェルターで育ててはいけません。免疫のない子に育ててもいけません。世間はそんなに甘くないってことを、保護者も知っているはずです。

ダメな奴には、まずお前、ダメだよ?ってところからスタートせねば。
受からない奴には受からないことをきちんと教えねばいけないでしょう?
口ばっかり立派でも結果が出てない子には、「だめじゃね?」と突きつける必要性を感じます。
大丈夫。
子どもも考えますから。
 
そういうことにじっくりお付き合いできる時間を確保したい、それが最近の私の目標です。 

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