合宿のしおり

合宿のしおりの巻頭メッセージが出てきました。
改めて読んでみると、今年の合宿に対する思い入れもひとしお。
ちょっと先だって公開してみました。

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「始まり」の始まり。


 「先生の家に行かせてください」
 こんな言葉から合宿企画は生まれました。

 夏期講習半ばのお盆休み。毎日のように塾に通っていた生徒達が、急に長期のお休みに入り、ペースが狂ってしまうと訴えてきました。この間、授業はやらなくてもいいから塾を開けてくださいと。勘弁してくれと言うと、じゃぁその代わりにと言われたのが冒頭の言葉です。

 塾長の自宅は無理だけれども、じゃあ合宿でどうだ?と振ると、「是非お願いします」と生徒達は賛同し、ノウハウも経験もないのに突如合宿へ行くことになったのが11年前。以来、1年だけ諸事情でお休みを頂いただけで今回10回目の実施。なぜこんなに続いたのかは過去の生徒の成長が答えを出してくれているでしょう。

 君たちは、「いつか本気でやれば何とかなる」と思っていることが多いでしょう。「まだ本気じゃないし…」と言い訳もしているでしょう。しかし、いざ本気を出さねばならない時に愕然とするでしょう。自分の本気の、いかに力がないかということに。本気で頑張ったり、キツい経験もしたことが無い人間が、ある日突然本気で頑張り始めるなどというのは「幻想」でしかありません。結局、いつまでも本気にならず、頑張らず、結果も出ないという人が非常に多いのは悲しいことです。

 倒れこんで寝るところも、三度の飯も、風呂も涼しさも用意してあげるから、なりふり構わず全力で頑張ってみな? というのがこの合宿の趣旨です。

 「こんなに勉強したら死んじゃうよ!」
と生徒は言いますが、勉強しすぎで死んだ人は見たことがありません。疲れるだけです(笑) 

 「こんなの無理だよ!」
と行く前は苦い顔をしている子が合宿では一番ノリノリになります。やってみたほうがはやいし、意外にあっという間の4日間になります。

 合宿は、ゴールでも目標でもありません。この体験を通して、本当の自分の「勉強」がスタートするのです。
 「始まり」の始まり。まだまだスタートラインにも立っていないキミ達が、いよいよスタートラインに立てるよう願っています。

 まだまだ。こんなもんじゃないぜ、オレは。
 そう、不敵な笑みを。

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