命あるもの

00 私は、ひとつ自分に欠けているものを知っています。それは、「命あるものを育む経験をしていない」という点。これではいけないなぁと思っていました。残念ながら自分の子を育てるという経験をしてはいませんし、まぁ、もうちょっと無理だろうなぁという年齢になりましたので、これだけは私の足りないところの一つにならざるを得ません。

 でも、命あるものを育むと、いろいろな「悟り」が開けると思います。それは、いい意味で「いい加減」になるということです。命を育んだことがないと、きっと「理想論」で物事を語ってしまうのだと思います。確かに理屈ではそうだということ、頭で考えれば確かにその通りだという「正論」を他人に突き付けがちです。

 しかし、実際はどうか。
 いくら「人の親」とて人間です。出来ないこともあれば、失敗することもあるでしょうし、どうしようもうないこともあれば、面倒な時だってあります。それを目くじら立てて正論を突きつけ、他人を糾弾するような人間になってはいけないのだと、私は思っています。

 「そういうことも、あるよね」
 そう理解して、軽く流し、ごめんごめんで済ませられるような状態が実は「正常」なんだと思います。100点満点で生きる人間など、逆に気持ちが悪いし、それを過剰に求めるのもどうかと思います。

 「わかっちゃいるけどやめられない」
 それが人間ってものです。だから、お互いに許しあい、90点くらいで何とか丸くおさめる「技術」を身に着けなければ人間関係が崩壊しますし、実にゆとりの無い虚しい人生でもあるように感じます。何より、他人に対する理解が持てなかったり、他人を許せなかったりする人間は決して器の大きな人ではないと考えます。

 ですから、私は自分へ「命あるものを育む」という課題をいつか課そうと思ってきました。それがようやく実現します。写真の子犬を飼うことにしたのです。カニンヘンダックスの子。2/8生まれのまだ本当にビックリするくらいの子犬です。実にカワイイ。

 実際我が家に来るのは来月になりますが、大事に育てていこうと思います。優しい気持ち、何かの世話をするという行為、誰かのために生きるという実感。子どものいない夫婦ですから、頑張ってこのワンコくらいは育ててみようかと思います。より器が大きく、より他人に対して寛容になれるように。

 このものすごく忙しい時に…
 いやいや、そういう時期だからこそなのです。いつまでも「いつか」と言っていてはいけないと思います。子ども達にそう言っているのですから、自分が「いつか、いつか」ではいけませんよね。やると決めたら一生懸命やる。好きで飼うんですからね。頑張ります。

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