ICT教育カンファレンス

2016-11-07-13-41-21月曜日。
月刊私塾界という業界誌の主催で、「教育ICTカンファレンス」というイベントに顔を出して来ました。組合の代表としてという立場もありましたが、今劇的に変わりつつある教育現場、特にICT関連は、アクティブラーニングとともに注目していかねばならないところです。今までの学校現場や教育内容は全く変わると言っても過言ではないでしょう。

そもそものビジネスモデルから変革しなければならないという話から聞いたのですが、これが実に腑に落ちました。それは、音楽業界のビジネスモデルの変革という話。

音楽業界は従来はアーティストが楽曲をCDにして販売することで利益を得るモデル。そのプロモーション的にライブが位置付けられていました。しかし、現在はCD売り上げが下がり、音楽自体も配信が主体に変わっています。下手をすればYoutubeなどで無料で聴けてしまうわけで、コンテンツの価値がものすごく下がってしまったのだとか。ところが、逆に音楽が配信になって行くとともに、またライブに人が集まるようになって来たのだとか。つまり、配信する音楽は下手をすれば無料でもいい、そこでライブで利益を得る、そういうそもそものビジネスモデルの変革が起きているとのこと。なるほどねぇ。

そう考えると、映像授業無料だとか、100円だとかいうシステムがもう出て来ていますが、かえってライブ、つまり塾に生徒を集めているのかもしれません。確かに映像無料の個別塾は今教室数を積極的に増やしていますものね。

大学入試や就活なども、これからはアドミッションオフィス型のものが増えて来て、自分の活動履歴をきちんと作成して行くというのが主流になる予感です。つまり、学生が使うFacebookのような機能を持つ共通のプラットフォームに自分の考えやレポート、写真、活動記録を蓄積していったり、それについて友人たちとコミュニケーションしたりということが出来る子が大学へ入って行く、そんな時代もそう遠くはなさそうです。いまだに、「SNSがー」「スマホがー」とか言ってる場合じゃなく、そもそもそういうものを自由自在に使いこなさなければ大学にすら入れない、就職すらできないという時代が、もうすぐそこまで来ていますね。すごい時代だなぁ。

そういえば、もう今の子は「パソコン」すら使わないようで、卒論までスマホで書く時代なんだとか。これまたスゴイなぁ。時代なんだなぁ。PCなんて使ってるのはオッサン… そんな時代が来るのかもしれませんね。

教育現場の未来について、短時間でしたがかなりの量の情報をもらって帰って来ました。桜学舎は結構最先端をいってるとは思いますが、まだ使いこなせてないなぁ(笑) 

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