進度確認を毎回しています

このところいくつか生徒や保護者に疑問点・ご質問・ご要望を頂きました。もちろんご本人にはお話をして分かっていただいたと思うのですが、少しずつ桜学舎の方針としてお答えしていこうと思います。

先日、「毎回進度を確認されるのが嫌みたいだ」というお声がありました。
「前回はどこまでやっているの?」「今学校ではどこをやっているの?」
こう聞かれると、先生は何も把握していないんじゃないかなと思のでしょうか。まぁ、その子も、ちょっと連続して代講講師に当たったのもあって戸惑ったり、不安になったりしたのかもしれません。少々かわいそうな事をしましたが、実はこれ、桜学舎の方針としてきちんと毎回確認しろと全講師に伝達していることなのです。つまり、担当講師は桜学舎の方針に100%従った行動をしているので、我々からすればマニュアルが完璧に機能しているという証拠でもあって、実は喜ばしいことでもあるのです。

特に、私立中高の生徒は、公立の生徒に比べて進度が早く、また教科書も検定教科書が配布されているにもかかわらず検定外の教科書をメインに進めているケースが多々有ります。英語でいえば「プログレス」「ニュートレジャー」など、また数学は「体系数学」を使っている学校が大変多いものです。進度も違えば、カリキュラムも違う、よって週1回の授業できている生徒などは、少々こちらで気を抜いて進めているとあっという間に置いていかれてしまうのです。よって、「今学校はどのあたりを学習しているの?」と毎回確認しなさいというマニュアルになっているわけです。

もちろん公立の中学生にも同じことをしていますが、そのおかげで1学期は上野中学校で、つい先日まで全く英語の教科書を使用せずに授業をしているということが判明したのです!5月までLesson1すら扱っていないのですよ!ビックリです。長年上野中学校の生徒をお預かりしていますが、こんなことは初めてです。長年地元でやっているといろんなエピソードがあるものですが、教科書を全く進まないというのは初ですね。うっかりしていたら教科書をやらせているところでした。危ない危ない。でもそれを毎回聞いていたので、学校で使っているプリントを入手したり、何をやらせているのかを把握したりが出来ています。近隣の塾でも、上野中学校の生徒の英語の進度に気づかないところはないでしょう。皆相当困ったのではないでしょうかね。また相当不安なのではないでしょうかね。ちなみに他の中学校はすでにLesson3あたりは進んでいます。

また、子どもたちにそういう問いかけをすることで、「前回はこういうことをやりました」ときちんと答えられている子は、ちゃんと復習ができていたり、宿題をきちんとできていたりします。出来ていない子は、学習の記憶がありません。今やっている学習内容を生徒自身に答えさせることは、本人の学習意識を高める行動であるとも思っています。実際、そういう事がきちんとできる子が成績を伸ばしているんですよね。もちろん、前回の授業と担当が異なる場合は授業の整合性をとるために尋ねる場合もあります。

ですので、授業では毎回「学校ではどのあたり?」「前回は何を?」と聞かれます。毎回毎回ではないにせよ、これは日常的にありますので、宜しくお願いします。


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