人の話を、すぐに鬼の首取ったように、
「要はこういうことでしょ？」
「つまりこういうことですよね？」
って言う人は、たいてい０点です。良くて20点くらい。

オマエごときに要約できるような話じゃないって(笑)と思います。
私はそういう人は信用しないし、一生分からないだろうなぁと思って生温かい目で見ています。

言ってないことを言ったと大騒ぎする人もいれば、言ったことを見て見ぬ振りする人もいます。都合の良いことばかりで脳内を構成し、都合の悪いことは無かったことにする人も割と多いものです。

そろそろ、この国は、事実を確定させコンセンサスをとる時期だろうなと感じますが、それにしても現代国語という科目を軽視し過ぎたのだと思います。

国語という科目を「鑑賞」の授業としてしまったのがそもそもの間違いで、「論理」の勉強にすべきだったのだと私は思っていますし、これは多くの先生が指摘するところ。言葉による伝達と、正確な読み取り、そこから分かる内容の理解、議論が重要なのですが、それが全然できない人が結構大人にも多いのです。勿論鑑賞も必要ではあるのですが、小説の主人公の気持ちを考える前に、小説に描かれている場面すら全く理解出来ない子が激増したのです。

世の中は嘘が蔓延している。正義の味方ヅラしている悪党もいれば、悪人顔の正義漢もいて、見分けるのは大変です。 魑魅魍魎が跋扈する現代社会で真実を見分ける能力をつけなきゃならないのですが、だからこそ今こそ学力なんだという気がしています。論理的に理解し、客観的に、俯瞰して物事を見ることが何より大事なのですが、主観と感情で突っ走る子、大人、本当に多いものです。意図的に感情に訴えたほうがいいと思って、策士になっているのであればそれはそれで賢いと思いますが、どうもそうじゃない人が多い…

キチンと能動的に勉強しなかったり、詰め込み丸暗記だけで単なる受験勝者になるだけだと、薄っぺらい「頭良い風」な人ができあがります。 そんな人が思想に染まると、真実をみつけたかのような洗脳に染まり、どっぷりと怪しい考えに浸かっています。 昔からそういう人を何人も見てきましたが、アホだなぁ…としか思いませんでした（笑）どうぞ気をつけて。

文系軽視。
これ、大問題だと思います。確かに理系も大事だし、理系教育の発展も重要課題。
でも、現代国語が軽視されるのは大反対です。

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