塾は勝ち負けをつけられるけど…

TVで奈良のケーキ職人さんの話を見ました。
生活の全てをケーキに捧げてきた職員さん。自分の店でつくったケーキがすべて売れるまで店を閉めず、深夜までお客さんを待つという姿勢が取材されていました。確かにケーキは美味しく、遠方からもお客さんが来ると言います。ただ、キッチンの床に倒れ込んで寝てしまったり、食材にこだわるあまり全然儲からない状態。ついには閉店を覚悟するという話でした。

ふと思ったこと。それは、以前は私もそんな人だったのではないかということ。少なくとも妻はそう見ていたでしょうね。

10数年前に東京へ来た時は、今後の塾の方針をどうしたら良いか、本当に考え込んでいた時期でした。この塾は元々は妻の塾。私の塾は千葉県にあって、そちらを閉めて東京に来ました。11年ほど、本当に体当たりで生徒に接し、プライベートの切り売りも相当しました。とにかく全人生をかけていたと言っても過言ではないくらい、平日も休日も塾でした。お休みの日も生徒や講師たちと遊んでましたし、お正月も特訓に費やしました。生徒の発案で始まった合宿も回を重ね、バーベキューやら釣り、野球観戦、プロレス観戦、遠足、卓球大会…とにかく、あらゆる時間を塾に投入していました。

ところが、妻が出来、新しい塾を共にやることになって、以前のようには出来なくなりました。TVのケーキ職人さんと同じように、全人生全時間を仕事にかけるわけには行かなくなったのですから、迷いもします。調子も狂います。全部自分がやればよかったことも、人にやってもらわねばならないケースも出てきますし、土日祝祭日まで生徒とやり取りしたり、遊んだり、塾で特訓したりなんてことは、生活自体が崩壊しますから出来なくなりました。

一職人ではいられなくなったので、迷った時期です。

その時、ある先生に出会いました。近所の私立中高の校長先生。なぜか私たちに良くしてくださって、何度か塾で講演会を開いてくださったり、気さくに飲みにも来てくださるような先生。不思議な魅力のある先生でした。

その先生とご一緒させていただいていた時に、やはり教育の話になったのですが、その際に塾教育と学校教育の違いについてこんなことをおっしゃったのです。

「塾は勝ち負けをつけられるからいいんだけど、学校はそうはいかないんだよね」

なるほどなぁと。
私も勝負をつけたあとのことを考えてこなかった気がして、非常に恥じ入りましたが、学校教育って本来そうあるべきだなと、本当に思いました。塾は勝ち負けをつけてもいい、いや付けざるを得ない仕事です。ですが、勝負が付いたあとの事を考えて行動できる塾教育を考えよう。

私は、この先生の言葉で、今の桜学舎の方針を作りました。東京での塾の方向性が定まった瞬間でした。
桜学舎の20周年記念パーティの席で、この話を先生にし、感謝の花束をお渡ししましたが、数多くのお弟子さんがいる先生ですから、私なんて末席の末の末の、更に端っこくらいの人間。でも、私にとっては本当に大きな影響を与えてくださった先生なのです。これが10年ちょっと前の話。

今、私も次のステージに上りつつあります。
若い先生たちが活躍し始め、塾長じゃなくてもちゃんと話が出来たり、相談を受けられたり、いろいろ出来るようになってきました。私の役目は、桜学舎のこの方針や理念を、より広めて理解していただくこと、より多くの方々においで頂けるように広報することにシフトしてきました。

何より、若い先生たちが誇りを持って桜学舎で働けるよう、また教育活動にあたれるよう、裏付けを色々作っていかねばならないと思っています。それを具現化するために、本を書いたり、マスコミに出たり、YouTubeやブログなどで発信したり、とにかく「ウチの塾長はすごいんだぞ」「桜学舎は素晴らしいんだぞ!」と堂々と言えるような材料作りを一生懸命しています。それが、「もっとはやく桜学舎を知っていれば…」という方を一人でも減らすことにもなるのだと思うからです。

人生も、学習も、進学も、何もかも。
勝ち負けじゃないんですね。恐らく「自己実現」です。

もちろん切磋琢磨する相手がいて、競って学んだり鍛えたりすることは大事です。でも、勝ち負けをつけて、負けたら惨めに敗走させる…という結論を求めているわけじゃないのです。

それが桜学舎が言うところの、
「人を幸せにする教育」
なのです。幸せを希求して、受験であれ何であれ、学ぶという行為がなされるべきなのです。
それが桜学舎の教育活動のそもそもの目的です。

この理念に賛同して下さる講師の先生も募集中です(笑)
生徒増につき、先生をやりたい方、是非ご応募下さい。業界内で突出した研修とアットホームな環境でお待ちしております。大学生以上であればOK。学部不問ですが理系歓迎中です。実は私より年上の先生も数名いらっしゃいます! 是非一度御連絡下さい。卒生、ご家庭からのご紹介も歓迎です!

——————————————————-
Goodボタン・いいね・スキ・チャンネル登録よろしくお願いします!
——————————————————-
【進学個別桜学舎公式ウェブサイト】
 https://www.ueno-sakuragi.com/
【親子で疲弊しないノビノビ中学受験/中学受験ナビにて連載中!】
【進学個別桜学舎公式YouTube「Ohgakusha Channel」】
【進学個別桜学舎塾長もYouTube出演中!「下町塾長会議」】
【進学個別桜学舎オフィシャルブログ「さくらのまなびや」】
 http://ohgakusha.doorblog.jp/
【進学個別桜学舎Lepton上野桜木教室ブログ「桜学舎Leptonで英語を始めよう!」】
【塾長初の著書「ゆる中学受験」発売中!】
 https://www.amazon.co.jp/dp/4774517445
【noteで連載中「ゆる中学受験」実践編】
 https://note.com/ohgakusha
【書籍や小冊子も販売中!進 学個別桜学舎BASE店】
——————————————————-
Twitter / Instagram / Facebook / Tumblr @ohgakusha
——————————————————-
★取材記事関係★
【千葉TV/ビジネスフラッシュ 2nd Stage】https://youtu.be/fFTm34UHSgM
【千葉TV/魚住りえのカイシャを伝えるテレビ】https://youtu.be/_otFC93trbg
【千葉TV/ナイツのHIT商品会議室】掲載終了
【東洋経済オンライン】https://toyokeizai.net/articles/-/348081
【朝日新聞EduA】https://www.asahi.com/edua/article/12992796
【ニッポンの社長】https://www.nippon-shacho.com/interview/in_visitus/
【Leader’s Style】http://www.leaders-style.com/detail_281718.html
——————————————————-

関連記事

  1. 【note/ゆる中学受験実践編】過去問のやり方を間違えない2

  2. 出た!①

  3. 1月の過ごし方(埼玉・千葉入試/四科目の勉強法)/親子で疲弊しない「ノ…

  4. やりたくないこと

  5. 目白の思い出

  6. 英語、すごっ!【富士見丘中高/学校説明会】

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

塾長ブログ

2020年7月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。