勉強は漬物みたいだ

先日生徒にお話ししたこと。

「勉強は時間がかかる」ということを言いました。一朝一夕にはできないし、出来たと思っても出来ていないことが多い。でも、長い間じっくりとやっていると、いつのまにか出来ている。自然にできるようになっていたものは二度と力が落ちることはない。だから付け焼き刃の勉強はダメだよというお話し。テスト前の詰め込みみたいな勉強はやっても無駄だという話をしました。

「漬けものみたいなもんだな」
と。

解説を受ける=授業=塾

わかった気になる=本当はよく分かってない

やってもできない=自力での復習不足

教えて!=他力本願

またまたわかった気になる

やっぱりまだできない…

こういう無間地獄が続いていくわけです。これは本当に悪魔のループで、いつまでたっても成長も何にもしません。しかし、きちんと自分で見直すこともなく、努力することもなく、「わかんないから教えて」とすぐに他人を頼ると、結局動いているのは他人の頭脳ですから、本人の成績はこれっぽっちも良くなることなく、延々と同じことを繰り返していくことになります。

習ったら習ったことを見直し読み返して考える=家で自分で宿題・復習

少し出来る=ちょっとだけホッとする

もう一度やり直す=根気がいるけど。

また少し出来る=またちょっと嬉しい

そのうち少しずつ解ける=繰り返していくうちに徐々にできるようになる

さらに練習する=楽しくなって、自分でどんどんやる。

という流れを作れるかどうかが、勉強を自分でやる子になるかならないかの境目でしょう。

教えてもらう→出来ると考えるのは図々しいのだと思います。教えてもらったところですぐにできるようになんてなりません。ちゃんと自分で練習しなければできるようにはなりませんよ。水泳でも、泳ぎ方を習ったら優勝できるのか?という問題です。やり方を知ったらできるわけではありませんよね。知った上で「練習」が必要。勉強も同じなのですが、どうしても「習ったらすぐできるようになるはずだ」と考えるのは、勉強をナメているとしか思えません。野球教室へ行って、やり方が分かった時点で「メジャーリーガーになれなきゃ意味がない」とか言い出す人と同じ発想です。結構親御さんでもこういう方はいるものです。でも、違うでしょう?と。まずは草野球のレギュラー取りからスタートでしょう?

スポーツだってあれだけ練習するんです。勉強はもっと複雑なのですから、もっと練習が必要なはずなのに、練習をしないで勉強が出来ないと言っている子のなんと多いことか!

筋トレを1日したら筋骨隆々になるわけじゃありません。
糠の中に放り込んだらいきなり漬物ができるわけでもありません。
時間がかかるんです。

それを見越して、夏休みはしっかり計画的に勉強をしましょう。

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