覚えること

ちょっと実験。

次の項目を覚えてみて下さい。


初代:徳川家康
2代:徳川秀忠
3代:徳川家光
4代:徳川家綱
5代:徳川綱吉
8代:徳川吉宗
11代:徳川家斉
12代:徳川家慶
14代:徳川家茂
15代:徳川慶喜


徳川将軍です。15代中10人を挙げてみました。さて、数分で覚えましょう。方法は見るだけ。見るだけですよ?





厳しくないですか? まぁ、もともとこんなの知ってるよって方は対象外ですよ。簡単だと馬鹿にしないで、10人を数分で暗記してみて下さい。順番が変わったり、間違えたり、とにかく見ているだけじゃ暗記は厳しいのでは?

では、

デネブ
アルタイル
ベガ
プロキオン
シリウス
ベテルギウス
リゲル
アルデバラン
カペラ
ポルックス 

を覚えるのは? これまた無機質で覚えにくいですよね。でもそこへ、
 
デネブ アルタイル ベガ → 夏の大三角形
プロキオン シリウス ベテルギウス →冬の大三角形

プロキオン シリウス
       +
リゲル アルデバラン カペラ ポルックス → 冬の六角形

という情報が入ったらどうでしょうか?
「ああ、ベテルギウスは六角形に入らないんだなぁ…」とか、「ベテルギウスって、もうすぐ消えちゃくかもしれないんだっけ?」とか、そんな情報が入ると覚えやすくなってきますよね?

デネブ:はくちょう座
アルタイル:わし座
ベガ:こと座
プロキオン:こいぬ座
シリウス:おおいぬ座
ベテルギウス:オリオン座
リゲル:オリオン座
アルデバラン:おうし座
カペラ:ぎょしゃ座
ポルックス :ふたご座

と情報を加えると、「あ、オリオン座が二つある」とか、「ふたご座は知ってるけど、ポルックスってのは知らなかったなぁ」とか、「こいぬ座がどっちで、おおいぬ座がどっちだっけ?」なんて混乱も出てきたり(笑)、いずれにせよ印象づいてきます。これで、星座の形をノートに書いたり、図で確認したり、色を塗ってみたり、書き込みをしたりするとまた印象づいて覚えられます。

よく、 情報が増えると忘れちゃうと言って、「いろんなこと言わないで!」って覚える子がいますが、それは瞬時に忘れるやり方。一番やっちゃいけない勉強法です。一つの情報に、様々なタグをつけていくことが重要で、そのタグが多ければ多いほど思い出す確率が増えるのです。タグのない情報はすぐにどこかへ行ってしまいます。

やっぱり、ただ丸暗記、あたまからスパルタで詰め込みってのは弊害が大きいと思うのですよね。でも、それを簡単に「暗記科目だ」なんて言ってしまうと、結局無機質な棒暗記を始めるんです。それじゃぁダメなんですよね。そこを改善させるのは本当に骨が折れる作業です。どこで丸暗記を習ってくるのやら??

さて、そういうことを踏まえて、次の10個を覚えてみましょう。

□に衣着せぬ言い方をする
相手の□を明かしてやろう
歩行会で□が棒になってしまった
あの子は本当に□がかかる
□のいい職人
彼は□が広くて友人が多い
やりたくないことには□が引ける
借金で□が回らない
親友と□を割って話す
先輩に□を借りる気持ちで挑む

さて、出来ますでしょうか。
今度生徒にも実験的にやらせてみます。「今やってみろ!」とやらせてみると、結構結果は違う気がします。

 

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