個別指導と集団指導

 なぜ個別指導ですか?

 例えば個人差の激しい数学。一人一人分からない部分は異なります。計算問題が苦手な子、文章題が苦手な子、関数が苦手な子、図形が苦手な子…。

 しかし、集団授業では、あらかじめ決められたカリキュラムによって授業が進行していきますから、関数が分からなくて塾に入っても、図形の授業の時期になれば図形を勉強しなくてはなりません。結局、弱点はいつ補強するのですか?ということになってしまいます。

  「ウチの子は出来ないから個別指導へ」それも一理あります。しかし、応急措置だけで大丈夫ですか?連立方程式が分からない子が、実は文字式を理解していないなどということは多々ありますし、中学生で分数・小数の計算が出来ない子もかなりいます。

 つまり前学年の内容にまで思い切って戻れるのが個別指導の最大の利点なのです。しかし、出来ない部分を見抜く指導者がいなければこの指導は成り立ちません。そこには、学習管理者としての「プロ」が存在しなければならないのです。家庭教師が上手く行かないのはここが大きな原因です。

 また、「成績が伸びない」「集中力がもたない」「分からない」という子の大半は、「どうやって勉強していいか分からない」「何をやればいいのか分からない」という子なのです。学習の姿勢とやり方を身につけさせれば、子供は何も言わなくてもヤル気になってくれます。その子に合ったやり方を考える、これも個別指導でしか出来ないのです。



 では、なぜ集団指導ですか?

 集団指導には「ライバルと競い合う」という重要な意味があります。近年は「競争は悪いことだ」という風潮がありましたが、社会に出れば資本主義経済の中、結局は競争社会に放り出されるのです。それを子供に教えなくていいのでしょうか? 集団授業には他人を意識するという教育的効果もあります。

 また、「頭に入れる」「理解をする」という学習においては、やはり集団授業に分があります。時にはビジュアル化された画面を見せたり解説をしたり、その教科の面白さの本質を伝えるのには、どうしても小人数でもグループで指導したほうが良い場合もあります。

 いまだに学校では集団授業ですし、大学や社会人教育などはセミナー形式で行われています。大人になればセミナー形式でものごとを学ぶ機会が増えてきます。また他人のペースにも合わせ、人の話を聞き、自己を鍛錬していくことも今の子供たちには必要なことであるように感じられます。

 ですから、「理解をすれば、あとの演習は自分で出来る」という子は、集団授業だけでも十分なのです。しかし、塾の宿題用教材が白紙のままであったり、高いお金を払った通信添削教材が山積みになっているような子は、「自らの手を動かす本質的な学習」が出来ていないと言えるでしょう。これで更に集団授業をプラスしても、何の効果も期待できないのは言うまでもありません。


 桜学舎が個別指導とゼミナールという集団指導を併設しているのは、そういう理由があるのです。個別指導専門塾などというと、とてもすごいことをしているように思われますが、個別指導にも限界があるのです。もちろん集団指導にも限界があります。両方あるということは、大きなメリットですね。

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