ケアレスミス

ケアレスミスをすると、「ああこれは分かってた」「凡ミスだ」などと言って意に介さない生徒がいますが、全くもって成績が伸びません。そのくせ「自分は出来る」などと思っているから性質が悪く、そのケアレスミスを直そうともしませんし、ケアレスミスをしないように慎重になろうという自助努力もありません。

ハッキリ言って、ケアレスミスは「実力」です。私はこういう子には、「それがオマエの実力だ」と言いますし、所詮その程度の実力だとも言います。こういう言い方をするのは、一度勘違いしたその鼻をへし折らなければ伸びないからです。

こういう子は、本当に大成しません。もちろんソコソコは行くのですが、大成できないのです。このケアレスミスが原因で。

ケアレスミスは、まさに「ケアレス=不注意」なので、一番人間的にも信用できません。ケアレスが多い社員にあなたは大切な契約を任せられますか? もしかしたら「ケアレスで」山手線の中に大切な契約書類を忘れてくるかも知れません。「ケアレスで」大切な書類の入ったUSBメモリを紛失するかも知れません。「ケアレスで」ウィニーで契約書類をばら撒いてしまうかもしれません。「ケアレスで」契約金額を1桁間違えてしまうかも知れません。「ケアレスで」契約期間を10年長くしてしまうかも知れません。「ケアレスで」契約自体が無効になってしまうかもしれません。

そんな「ケアレス」な人に、大切な仕事など任せられるわけがありません。だから出世も出来ないし、面白い仕事にもありつけません。ずっと下っ端。だから面白くない… ケアレスというのは実に危険な兆候なのですが、それを下手をすると大人、親ですら、

「実力はあったのよね?」
「分かっていたのにもったいないわね」

などと言います。

ケアレスミスこそ、徹底的に責め、糾弾すべきミス。子どもにキツくお灸をすえないといけないミスなのです。ここを分かっていないがために、せっかくの才能を伸ばせない子、親の何と多いことか!

分からない問題、手足が出ない問題こそ慰めてやるべきで、「理解できるよ」「力はあるよ」「頑張ろう」と応援してあげるべきで、責めるべきではありません。

ある子が、99点のテストを持って来ました。
「先生、一つだけケアレスミスしたけど、99点!」
生徒は全面的に誉められると思って来ました。
「何で1点ミスったんだ!バカタレ~!」
と私。逆に驚いたようです。
もちろん、頑張ったことはこのあと誉めたのですが、まず1点ミスを責めました。しかもそれがケアレスミス。問題の写し間違いというレベル… 注意力が足りないと叱りました。

その子は素直で、その後本当に慎重にテストを受けるようになり、成績上位をキープして、一流高校→某W大学へ進学しました。

複雑な、高度な問題を解ける力を求めているわけではありません。基礎的なことを確実にこなす力が大切なのです。基礎を確実に出来れば、高度な内容がスッキリ頭に入るのです。

みんな間違ってます。頭がいいから難しい問題が解けるわけではありません。基礎が出来ているのです。基礎も出来ない、ケアレスミスなどしている人間が、上位に食い込めるわけなどありません。

ご家庭でも、「ケアレスミスは大罪」という常識を作ってあげてください。

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