教材自慢?

「個別指導なのに、使う教材は同じなんだ…」
と言われることがあります。

桜学舎では、レベル差によって多少の変更はあるものの、あまり教材に関して個別に変えたり、増減させたりはしていません。それは、「教材ありき」の指導をしていないからです。

教材の良し悪しをあれこれと言い、時にはオリジナルの教材を使う塾もあるようですね。もちろん、教材会社のテキストと言うのは、痒いところに手が届いていないものが多く、補助プリントが欲しい時もありますが、基本教材からあれこれと作ったりこだわったりする必要は無いと思っています。教材が第一になってしまっている塾は、「教材を丸暗記しろ」的な教育が行なわれているように思います。

かくいう私も、以前は教材を全て作っていた時期がありました。年間のテキストを全て自作で作っていたのですから驚異的です。教材会社が出来るのではないかと思うくらいです(笑) しかし、自分の授業で使う教材としては実に使いやすいのですが、裏返せば、それは自分の教えたい部分を教えるためのツール、いわば「自分の授業力の無さ」を教材でカバーしているのだ… と気付いたのです。


教材会社も適当に問題を並べているわけではありません。むしろ、塾で教える片手間で教材を作っている私たちよりもよほど考え、練りこんであるテキストだと思います。ですから、私たちが作るよりもはるかにクオリティは高いはず。その教材にべったりではなく、その教材をどう自塾流に使いこなすか、その生徒のレベルに合わせて使っていくか… それが塾の腕の見せ所でしょうし、それがプロの技でしょう。また、スタッフが教材を作るために労力を使うのではなく、生徒を教えたり、生徒と話をしたりすることに時間をかけてほしい… とも思うのです。あくまで、その「生徒」のための塾ですから。

ですから、教材自慢は基本的にしません。
もちろん、講師達は生徒のために、痒いところに手が届く教材プリントなどは積極的に作ってくれていますが。

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