英語力低下、惨憺たる結果

鳴り物入りで行われた英語教育改革。小学校の英語授業を正課にしてカリキュラムも前倒し。お遊び英語ではないということにして早期教育を実施しました。

それによって中学のカリキュラムも大幅に変更され、グッと前倒し。高校内容だった仮定法などが中3に降りてくるなど、かなりハード内容になってきていました。

スピーキングも、リスニングも重視されて、本格的に英語教育が重視されてくるのだろうと思っていました。みんな英語は鍛えられて、オッサン世代より使いこなせる子がガンガン出てくるのだろうと思っていました。

ところがどっこい!
現場では

「なんでこんなこと知らないの!?」

という、英語難民が大発生! 一体学校は何を教えているのか?と大疑問が生まれていました。

少し前に異変を感じていたのは、東京都内では一大勢力の高校入試模試「進研Vもぎ」の英語の平均点です。昨年の生徒が、英語で40点を取ってきたのでガッカリして、

「何やってんだよ、おーい…」

と嘆くと、

「いや、先生、平均点見てください…」

なんと、平均点が40点! えええええ?

Vもぎの東京都全体の英語平均点が40点だったのです!
たまたまかと思いきや、多少のばらつきはあるものの、毎回40点台や誤差の範囲程度だったので、こりゃ英語の学力低下が起きてるな…と思っていましたが、今回、読売新聞の記事によって、ほぼこれが裏付けられた格好になりました。

特に話す力と書く力が酷いようです。
話す力なんて、一番重視していたはずなのにね… ダメじゃないですか(笑)

我々も、英語が全然出来ない生徒に直面しています。どうしようかと思案しています。何でこんなに「何も知らない」「何もできない」のか理解できないくらいの子もいます。

一つ言えることは、小学校配当の英単語を、小学校でキッチリ習得させていないのが大問題だということです。小学校ではほとんど「習得」出来ていないのに、中学では「知ってるよね?」という前提で授業が行われているので、ちんぷんかんぷんの子もいるようです。

加えて、中学でのオールイングリッシュの授業が全然わからないという子も多いもの。私立の学校のように、フォローがかなりあったり、独自の方針を持って英語教育をしているのならともかく、単純にALTの先生が喋りまくったり、日本人の先生がカタコト英語でやり取りしたりと、やはり準備が足りないか中での教育改革だったようです。現場は大混乱だし、生徒たちも、

「え? 分かんないですよ? 当り前じゃないですか(笑)」

みたいなノリでもあります。

まずは進学個別桜学舎は「単語!」ということで、英単語をガッツリ覚えさせるために注力をしていきます。単純暗記ではなく、理解を伴う英単語学習を。

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