チャップリンと高校入試

何が幸いするかわからないというお話。
塾講師を始めた頃からいまだに語っているネタがあります。それは、私の高校入試の英語の試験の話。

千葉に住んでいた私は、なかなか県立高校に強烈なモチベーションを持てず、偏差値もギリギリ伸びず(笑)、その頃目標としていた千葉東という学校に届きませんでした。結果的には1ランク下げた市立千葉という学校を受験しているのですが、もう志望する動機がなかったのですね… 見事に落ちています。というか、実は、合格発表すら見に行っていません。発表当日に進学先の高校の制服を作りに行っているので。

で、日大習志野という学校の合格をもらっていましたが、それも消去法で選択していった結果出てきたような選び方をしていたので、自分から積極的に「ここへ行きたい!」と思って受けていたのは、進学した明治学院しかありませんでした。受けた中で一番偏差値は低かったのですが、そういう選択をしたという経験があります。

行きたいという思いが強いと、幸運というのは巡ってくるものです。

入試直前の日曜日の朝、何気なく父が見ていたNHKの映画を一緒に見ていました。
チャップリンの「街の灯(City Lights)でした。
何となーく家族で見てしまい、最後のシーンで涙する、そんな感じだったのを覚えています。

さて。
入試当日。
英語の長文が3題。結構しんどい入試でしたが、その中の長文のひとつを少し読み始めて気づきました。

「あれ?この話、知ってるぞ?」

出典を見ると、何とCity Lights! 数日前に見た映画の内容だったのです。
ということで、ほとんど内容を覚えていた私は、本文に多少の難しい単語が出ていようとお構いなし。あっという間に大問1つを片付けてしまいました。ですから、実質2問。かなり余裕のある英語の試験でした。後から自己採点すると、数学は「これ以下は無理」と言われた75点ギリギリ。国語はまぁまぁとれていましたので、こりゃもらったな!とニコニコ。おかげさまで合格を頂けました。

「天は自ら助る者を助く」
と言います。
また、何かを探そうと常に努力していると、ふとした偶然に出会ったり、新しい価値を発見したりということが起きるのを「セレンディピティ」と言ったりもしますよね。

この映画も、もしかしたら平常時であればそんなに気にして見ていなかったかもしれませんし、意識が低かったら、試験の本文に出されても気づかなかったかもしれません。日々、意識を持ちながら過ごしていくこと、小さな努力を重ねておくこと、そして意志を持つことって大事だなぁと思う一コマでした。

その話は生徒たちにずっと語ってます。
神様に愛される人にならないとね!と。

まぁ、中学生くらいまでは私も神様に愛されるいい子だったのですが、その先は相当なボンクラ学生だった。(笑)しなくてもいいことばかりをし、遠回りばかりして、「何やってんだよ?」って苦労ばかりがやってくる人生ではありましたが、でもこの小さな努力を積み重ねるってことは、大人になってからもう一度やっていることです。

入試まであとちょっと。
最後の最後まで、入試の会場に行くまで、いや、試験が始まるまで、何が起こるかわかりません。どこで見たものが役に立つかもわかりません。電車の中で見たもの、直前に開いた参考書、親御さんとの会話、今朝TVで見たニュース、何がどこでどう繋がるかもわかりません。

諦めないで、最後まで全力で。
頑張りましょう!

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