【小説】転塾②

◆◆第二章◆◆ 「爆発」


きっかけは慎太郎の机から、大量の宿題プリントが出てきたことだった。
授業の度に出される宿題プリント。毎回提出して丸付けをされて返却、そしてファイリングされているはずだったが、その白紙のプリントが大量に慎太郎の机から出てきたのだ。しかも算数も理科も社会も。比較的好きな国語のプリントはどうやら全てやっていたらしく、だから問題の発覚も少し遅れたのだった。

ふつうであれば、もしかしたら、「こら!」と少々とっちめて、全てやらせれば済んだ話だったかも知れない。しかし、詩織の不安が募っていたからなのか、思わず大きな声が出てしまった。

「いい加減にしなさいよ!」

大きな声がリビングに響き渡った。中学受験生活が始まって、初めて上げた大声だったかも知れない。もちろん今までも叱ったことはあったし、だんだん日々喧嘩腰になっていたのは否めない。しかし、つい出てしまった声の大きさに、詩織自身も驚いたが、もうその時は止められなかった。


《続きはKindle 「転塾」にて!》

※登場する人物・団体名などは全てフィクションです。

関連記事

  1. 赤羽の星美学園中高が「サレジアン国際学園中高」に!

  2. 今日は和洋九段女子中高へ

  3. 11月の首都圏模試偏差値表を検討する

  4. 「ゆる中学受験」実践編を始めました

  5. 中学受験スタート模試、お疲れ様でした!

  6. 【下町塾長会議096】議題 : 「足立学園に聞く!」の件(前編)

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

塾長ブログ

2021年5月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31 
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。