平成31年度『児童・生徒の学力向上を図るための調査

東京都教育委員会のHPに、「平成31年度『児童・生徒の学力向上を図るための調査』及び平成31年度『全国学力・学習状況調査』の結果について」という記事が出ています。

中学3年生に実施したものはいわゆる「全国学力調査」というやつで、いつも大阪だとかが最下位を争ったり、秋田が一番だったりという、例のアレです。その結果が公表されているのです。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2019/release20191024_01.html

その中で、ちょっと注目なのは、東京都教育委員会が実施した、小学校5年生及び中学2年生を対象に行った「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の結果です。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2019/files/release20191024_01/08_siryouhen.pdf 

その中に「市区別の調査結果」というところがあって、資料がPDFで公開されています。
教科書の練習問題、つまり説明の通りやれば出来る問題の「習得目標値」と、練習問題レベルの「到達目標値」があり、各得点分布が棒グラフ化されていますが、実に面白い傾向が見られます。

それは、やっぱり地域によって明確な学力差と学力傾向があるということ。

見ると、やはり全体的な学力が高く、学力上位層のボリュームが高い地域は、

千代田区
中央区
港区
文京区
目黒区
渋谷区
世田谷区
新宿区

というところ。全体的なグラフが右より、すなわち学力上位層に偏っています。
逆に、きれいな山形を描いているのが、

墨田区
足立区
葛飾区
江戸川区
北区

という感じです。中央値が本当に真ん中くらいにあって、上下のバランスは取れているけれど、全体的な学力がバラけているだけで、全体的にグラフが低いという傾向にあります。

高いところを見れば、
「ああ、やっぱりな」
と思う、激戦地。中学受験から厳しい競争が繰り広げられている地域が軒並み学力上位に位置しています。市部では武蔵野市が大健闘です。

さて、桜学舎のある台東区はどうなのか??
全体的な傾向としては、上位に偏っているグループに属していますが、グラフはそれほど飛び抜けて高いわけではないという感じです。

また、「到達目標値」を超えるような子の数が若干少ない傾向にあります。逆に「習得目標値」をクリア出来ていない子もかなり少ない傾向にありますので、やはり区全体的な教育意識は高いということは分かりますが。

もう少し分析してみると色々なことが分かるかと思います。
お時間あるときにさらっと見て頂けると、見えてくるものがあるかも知れませんよ。

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