【ご報告】島根視察弾丸ツアー②

さて。
島根3日目。
川本町は音楽の町として有名で、島根中央高校の前身である川本高校がかつて吹奏楽で全国優勝を何度か果たしたことから始まっているそうです。何と、素晴らしい音楽ホールを持っていて、出掛けに見学させてもらったのですが、舞台も何もかも立派!スゴイ!と感動してしまいました。
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その後、島根中央高校に戻り、再訪。
目的は、有名なカヌー部の練習を見ることだったのですが、残念ながら雨のため室内練習に。でも、カヌーのオールを漕ぐトレーニングマシンの体験をさせてもらって、面白い経験を。ただ、吉田先生!坐骨神経痛なんだから無理しないで!ぎっくり腰やらないで!と、私はヒヤヒヤ(笑)
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さて、そこから山間部をひた走り、世界遺産・石見銀山へ。せっかく来たのだからと立ち寄っていただきましたが、ざっと見て終了(笑)そりゃそうか。ここで、風邪が治って途中合流の「やさいさん」が登場。ようやくフルメンバーが揃いました。

そして、更に走り、今度は国立公園になっている三瓶山の麓へ。
道の駅ならぬ「山の駅さんべ」で昼食。
さてここでも地元の地域関係者と懇談会。小学校の先生や、山の駅の経営者も加わっての懇談会は、かなり様々な方面に話が至りました。東京の進学一辺倒の教育が果たして良いのか? いや、地方でノンビリとしてしまうと都市部のレベルに置いていかれるのではないか? 様々な思いが頭をグルグル。
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まだ雨は止みません。
さて、また山道を走り、三瓶山の反対側へ。大田市山村留学センター「三瓶こだま学園」に到着。自然に囲まれた宿舎で、携帯の電波も怪しい場所(笑) 12人の子どもたちが暮らすセンターは、広々として、素足で木の廊下を歩くような環境。なかなかこれはこれで面白いですね。
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子どもたちの出身は皆バラバラですが、島根県なので比較的関西方面が多いのかと思いきや、東京の子が2人。しかもかなり至近の子達でした。スゴイ、近くから島根まで行っているんですね。ビックリ!すっかり地元の話をしてしまいました(笑)

子どもたちと一緒にご飯を食べ、お話をし、この日はここへ宿泊。いろいろな話を聞きましたが、一番驚いたのは子どもたちが何でもきちんと話をすること。人数が少ないから話さざるを得ないと言っていましたが(笑)、それでも都会の子であれば、大人が話しかけてもはにかんだり、下手をしたら無視したりすることもあるでしょう。都会のマンションでは、挨拶をやめようなんて動きすらあるんですから、まったくどうかしてます。ここの子には全くそれがなく、ちゃんと大人の話せます。自分の意見も言えるし、よく出てくる、「前の人と同じなんですけどぉ……」という枕詞もありません。これだけでも感動に近いものがあります。

4時半ころに来客者の我々はお風呂に入り(笑)、6時にはご飯。
車座になって生徒たちとミーティングをしたあと、最後は大人のミーティング(笑)
久々の大部屋雑魚寝(笑)修学旅行みたいで面白かったのですが、実はコレには続きがあって…

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 4日目最終日。起床は何と、5:50!
6:00起床の子どもたち。ここから朝の活動があるそうで、それを見てもらいたいとのこと。6時半にはラジオ体操。久しぶりだなぁ。五十肩だから左肩が上がりませんが(笑)頑張ってラジオ体操第一はコンプリート。

すると、登板の男の子が丘へ駆け上がり、大きな声で、
「おーーはーーよーーごーーざーーいーーまーーすーー!!」
するとみんなで、 
「おーーはーーよーーごーーざーーいーーまーーすーー!!」
の絶叫(笑)
そして返ってくるこだま。

三瓶こだま学園だ!と納得。
7時にはご飯を食べて7時半には子どもたちは出発。歩いて学校へ。
少し遅れて私達は車で学校へ向かいました。希望者は子どもたちと歩いて学校へ。いい経験ですね。
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8時。お邪魔した北三瓶小学校・中学校は、1クラス3人とか4人とか、本当に山の分校みたいなところでしたが、環境は抜群。校舎も過ごしやすい木のぬくもりを感じる素敵な建物でした。
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地方では小中学校が同じ場所にあるというのはよくあることですが、ここもご多分に漏れずそんな学校。中学生は3学年で12人。そのうち7名がこの山村留学生。半数以上を占めるという現実を目の当たりにしました。 山村留学があるからこそまだ学校が存続しているのかもしれないと思うと、ちょっと複雑な気持ちにもなります。
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校長先生、副校長先生を懇談させて頂く機会を持ちましたが、ここで私はひとつの「しまね留学」の意義を見出します。子どもたちの学力の話になった時、先生が、「最上位は分かりませんし、どこまで学力を伸ばせるのかという上限は分かりませんが、ついていけないという生徒がいません」とおっしゃったのです。なるほど! そうか。生徒数が極端に少ないので、分からないから置いていかれるということがそもそもなく、確実にボトムアップは図られていると。理解が少しゆっくりだったり、のんびり屋さんだったりする子は、都会の速い流れについてけない事があるかも知れませんが、こういうところならゆっくり教えてもらえるのかもなあ…と思った次第です。

なんだか、一つの答えは出た気がしました。

学校を出て、今度は山を下って海側へ。
途中、道の駅でひと休憩。
私は元々千葉の人ですから、海を見るとホッとします。
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さて、そこから松江市を目指し、島根県庁へ。
ちょっと時間があったので松江城見学。松江神社で御朱印もらう私。みんな、「へぇぇ、集めてるんだぁ…」という視線(笑)御朱印ジャーの私はまたまたご縁を一つ頂いて満足。自由塾吉元師と仲良く(笑)
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その後、「地域・教育魅力化プラットフォーム」という一般社団法人を訪問。若いスタッフが中心となり、しまね留学から始まった全国の公立学校進学のプログラム「地域みらい留学」を進める団体です。ここで若いスタッフとまたまた車座になって、意見交換会。どうしたらこの地域みらい留学が広まっていくのか、どういう問題点があるのか、そんなブレインストーミングを2時間あまりさせて頂きました。コレに関しては、結構素晴らしい点も、問題点も、数多く発見できたので、いろいろお話出来たらと思っていますが、ちょっと生意気なことを言わせてもらって帰ってきました。ゴメンナサイね。でも期待してるからこその苦言です!(写真は同行の近野師から頂戴しました)
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最後は、やっぱり外せない「出雲大社」詣で。
これだけは外せません。
私の人生の中でも、かなり好きな場所。そして私の聖地に近い。妻と詣でてめでたく結ばれましたし、お礼参りをした途端にご縁が繋がりまくって仕事が次々と舞い込むことに。あれよあれよと、TVだネットだ出版だと、かなりのことが進みました。出雲大社様様。そこでさらなるお礼参り。しっかりとお参りし、寄進もしてきました。
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実は、御朱印ジャーの私、3種類ある出雲大社の御朱印のうち、2種類しか集まっていません。もう一つをゲットするためには16時までに行かねばならなかったのですが、残念ながら時間が少し遅かったので、また次回。ええ、次回。何度でも来ますよ、出雲は。

私が出雲を愛するのはもう一つ。
どうしても、宍道湖が好きなんです。本当に美しい。見る度に嬉しくなってしまうのが宍道湖。海でもない、かと言って完全なる湖という風情でもない、このなんとも言えない雰囲気が大好き。特に北側の鄙びた雰囲気が好きで、一畑薬師あたりが最高。このあたりに別荘でもあれば最高なのですが、そんなのは夢のまた夢。宝くじ当たんないかな(笑)(写真提供:妻)
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無事参拝終了。
レンタカーも無事返却できて一安心。最終のJALで羽田に着いたのは21時過ぎ。グッタリです。
でも収穫もかなりありましたし、桜学舎が進める「オンライン塾」も御案内できました。いろいろお話出来ればと思って行ったので、まずは広がっていくことが大切だと思います。

そして何より、この話をしていたら、志が同じ塾の先生に出会えたのが最高。考えていることがほぼドンピシャ。これは最高でした。「競合他社」じゃありません。同志として協力し合えたり、一緒にがんばれたら最高です。心強い。頑張ります。

さて。
そんな中。

帰京した日に、夏期講習で来ていた子がお手続きにいらして入塾したそうです。
帰京した翌日、数年前の卒業生の弟さんがいらして、そのまま入会へ。
そして土曜日にはお問い合わせ&体験授業が。

ご縁の神様、すごっ!
みんな、出雲大社、お参りしたほうがいいですよ。東京・六本木には別院もありますよ。

そうそう。
同行した4人の先生が、出雲大社から御朱印帳をスタートしました。私の影響力も、すごっ!(笑)

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