都立の漢字は過去問から

毎年分析している都立高校の漢字問題。自校作成校は残念ながらまだ分析が出来ていませんが、共通問題に関しては1979年の問題からデータ化してあります。39年分。これは流石に普通の受験生じゃ出来ないと思います(笑)塾でもやらないか!(笑)

これ。
実は分析をして行くと、毎年毎年、過去の問題から流用されているのが分かるのです。近年の傾向では半分くらいが過去の出題から流用されています。しかも、過去問として販売されていないようなかなり昔の過去問。狙い目は10年ほど前のもの。このあたりから再利用されているケースが多々あります。

桜学舎では毎年中3生にはこの1979年からの問題を全てプリントにしてやらせています。的中率も毎年5割から6割。漢字でしくじることがないようにしたいものです。

さて。
こんな中途半端な時期ですが、今春の的中状況を調べてみました。

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★体育着のほころびをう。→1994年
☆洋服のほころびをう。→ 2018年

★修学旅行先で、地域に伝わる舞踊を鑑賞する。→ 2003年
☆日本の伝統的な舞踊を鑑賞する。→ 2018年

★一点差で惜敗し、決勝進出を逃す。→ 2004年 
☆善戦するも一点差で惜敗し、優勝を逃す。→ 2018年

★忙しさにれて、妹に頼まれた買い物を忘れる。→ 1998年
☆忙しさにれて、弟に頼まれた用事を忘れる。→ 2018年

★林の中で、木の実をヒロう。→ 1987年
☆浜辺で美しい貝殻をヒロう。→ 2018年

★小舟がイキオいよく急流を下っていく。→ 1989年
☆帰宅すると、愛犬がイキオいよく駆け寄ってきた。→ 2018年

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どうですか?
何と、読みの問題は5問中4問が的中。
書き問題も5問中2問的中。
的中率は今年も6割でした。

しかも、「繕う」のは体操着か洋服かの違い。舞踊はどちらも鑑賞していますし、一点差で惜敗していますし、忙しさに紛れていますし、場所は違えどなんか拾ってて、何かの勢いがいい様子(笑) まぁちょっと言葉の入れ替えをした程度の改変で流用してきているということなのでしょうね。
 
何でこんな中途半端な時期にこんなことをしているかって?
明日、組合の都立入試問題研究会で国語の発表をせねばならないからですよ(笑) あー。お役が回ってきてしまった!(笑)

ということで、明日の日曜も塾長は仕事です! 

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