【高校生】鹿島学園高等学校学習センターを開校します

いつも桜学舎のブログをご覧頂きましてありがとうございます。保護者の皆様も数多くご覧頂いているようですし、外部の方のアクセスも大変多くなっております。普段は塾長の勝手気ままな与太話(笑)ばかりですが、今日はちょっとお知らせというかご報告というか。

実は、先月初頭から準備を進めて参りましたが、この度、学校法人鹿島学園・鹿島学園高等学校との提携契約が終了し、同校広域通信制課程の学習支援センター[学習センター]を進学個別桜学舎内に開校することとなりました。

かつて、やはり同じようなことをした時期がありました。もう10年以上前になります。不登校の問題が大きくなった際に、当時は「サポート校」「フリースクール」が全盛期。不登校の子を支援するためにサポート校開校に向けて準備をしたことがありました。しかし結果的には開校には至りませんでした。あまりにも「塾」とかけ離れた世界であったこと、また我々が目指すこととは乖離が見られたことが大きな原因でした。果たしてそのシステムが永続して、また我々がオススメして行きたいことなのか… そう考えた時に、当時に私に迷いがありました。ですから、開校に至らなかったのです。

しかし、この10年で状況は大きく変化しました。5万人以上の高校中退者がいまだに出続け、また不登校に陥っている生徒もほぼ同数と言われます。それらの子達が一番所属しているのが通信制高校。

桜学舎は過去、高校中退者、留年生、不登校児のみならず、学習障害では?と言われる子や、軽度ながら障害を持った子まで分け隔てなく受け入れてきました。そして微力ながら様々、地道な指導と対話を繰り返して行った結果、高卒で就職出来るかどうか…と言っていた子も大学へ進学して大手企業に就職したり、有名な大学でしっかり勉強している子もいます。「塾」という枠組みを飛び越えて、よろず「教育屋」的な性格を持っているのが桜学舎であるとも言えます。だから、学校へ行っていようがいまいが、学年が違おうが同じだろうが、桜学舎で学びたい、桜学舎が好き、そういう子ならここで勉強すればいいじゃないか… そういう思いがあります。それはずっとあったことです。

しかし、我々には一つだけ足りないことがありました。それはどうしても乗り越えられない壁。
「自分たちの手で学校を卒業させてやることは出来ない」ということです。
いわゆる「在野」の教育屋ですから、学校を卒業する「支援」はしてやれるけれど、また学校へ入る「支援」はしてやれるけれど、高卒資格は自分で取れよ…となってしまっていました。自分のところでここまで面倒が見れたら、一通り揃うのになぁ…と考えていました。しかし、前述の通り、10年前の経験があるので悩みもありました。

今回、鹿島学園高等学校とご縁を頂いたのは、本当に偶然ではあるのですが、私のこの思いにかなり応えてくれる学校であると感じたからです。最近の通信制高校は何となくロクに勉強もしないで好きなことだけやって高校卒業出来る…という勝手な印象があったのですが、実際同校と話をしていき、中身を見ると、きちんと勉強させているんだなぁと分かります。 ここが一番大きな部分だったかも知れません。どんな形であれ、勉強をすることが大事なのですね。

不登校なり、中退なりは、何も特殊なケースではありません。ふとしたきっかけで、誰にでも起こりうることです。しかも現代のその原因は、単なる「落ちこぼれ」だけではなく、学校生活が自分には合わない「吹きこぼれ」、思春期特有の精神的な不安定さ、人間関係、イジメ、何となく… 数限りない理由が存在します。それをひとくくりに指導するわけでもなく、一人一人のことを理解してあげながら、一緒に高校卒業を目指して頑張る、そういう「学び」があってもいいわけです。多数派ではないかもしれませんが、そもそも桜学舎も「多数派」に支持されている訳でもなく、本当に理解して下さっている皆様のお陰で運営が出来ている塾です。ならば、その中にもしこんなことでお困りの方があれば、また私達が支援出来ることが増えるのではないか? 一人でも二人でも助けてあげられる子がいるのではないか? そんなことから、今回の開校に至ったという次第です。また、それが通信制高校とタッグを組んだサポート校ではなく、完全に高校のお手伝いをするという立場の、高校の学習支援センターであるという点も鹿島学園を選んだ大きな理由だったかと思います。

08得意分野を生かす支援として、桜学舎は「大学入試を目指すセンター」として登録をしております。もちろん、大学入試をしなくても構わないのですが、一応対応としては大学へ行きましょう!という、受験勉強もしっかり出来るセンターという性格を持っています。私は「センター長」を仰せつかったという形にです。


学習支援センターですので、実は当塾では入学のご案内や受付はしておりません。もちろんお取次・お問い合わせは受け付けております。ご連絡頂いた場合は、あらためて学校よりご連絡を差し上げることになっております。あらかじめご了承下さい。

今回の開校に際して、開校説明会を予定しております。
11月22日(土) 11:00~12:00を現在予定しておりますが、改めて後日再度告知をさせて頂きます。説明会では全体のご説明を、12時以降は個別のご相談を承る時間としております。詳しくはまた、お知らせ致します。塾生・卒業生・ご縁のある地域の皆様には改めてご挨拶状をお送りしたいと思っております。よろしくお願い致します。

説明会前ではありますが、実は学習支援センターとしては既に稼働しております。もしご興味のある方、ご相談のある方、お知り合いが悩んでいるなど、どんなケースでも構いません。お困りのことがありましたら、一度お問い合わせ下さい。

また私達が出来ることが一つ増えました。
土曜日開講が1つ目の大改革。
2つ目は実は、通信制課程高等学校の学習支援センター開校という改革でした。
ますます、皆様のご期待に沿えるよう、頑張って参ります。
引き続きよろしくお願い致します。

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鹿島学園高等学校については下記をご覧下さい。
 kashima-bannar




学習支援センターの紹介ページ:http://kg-support.achoo.jp/daigaku-shingaku/support-area/

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