親泣かせ?

今年得たことは、

「親や塾が管理して型に嵌めるやり方で勉強させると、やっぱり必ず歪みが起きる」

ってことでした。「答え方」や「やり方」を教えてしまうと、子どもはそれを丸暗記しようとします。それじゃ勉強になんないし、成績も上がらないんですが、焦ってくるとどうしても目先の点数を取りに行きたくなるものですよね。

やり方なんて一つじゃないケースはままあって、

「どう考えたの?」

と聞かれて、正しい「組み立て」で考えられていればどれでも正解にはなります。大事なのは、得た知識を使って考えて、正解に到達すること。そういうことを理解させることも我々の役目になってきます。

ところが、塾によっては、そんな「教育」の部分を全く無視して、授業数を増やしたり通塾することで解決を図ろうとする、いやそれしか持ち弾が無いというところもあるものです。

先週は、私の前で涙を流したお母様が3人。

しかも「はじめまして」でですよ? 前に通っていた塾や、体験授業に行った塾、今通っている塾でのひどい体験や仕打ち、そして放置。いろんなケースをお話し頂いて、同業として申し訳ないやら腹立たしいやら。そんなことあるんだ!と驚愕することも。

ド素人塾長・室長ほど、親御さんやお子さんに対してマウントを取ったり、煽ったりしてきます。

そりゃそうです、ド素人が口先だけで何とか丸め込んで入塾させようとするのですから、
「そんなことも知らないんですか?」
「今のお宅のお子さんじゃ無理です」
「そんな学校価値ないです」

なんて放言するのですよ。

プロの塾長は、「大丈夫ですよ」「一緒に頑張りましょう」と安心させてくれるはずです。安心感のない塾に入れるのはどうかと思いますよ。いくら実績があって、いくら伸びるからといってもね、偉そうに上から目線で来る塾は「実力不足」を告白してるようなものです。

私の大嫌いな「スパルタ塾」も同様。生徒を管理し、怒鳴りつけ、恐怖で支配しないと指導が出来ない素人だとしか思ってないので。何でニコニコご機嫌に勉強させられないかなぁと思います。私の知ってる塾長先生の難関校専門中学受験塾、生徒は常にニコニコ、知的好奇心に溢れています。それが理想。

先日の塾内模試も下克上が起こり、B組の生徒がA組を抜く逆転劇。しかも2人。算数ができなくて困っていた子が、今回ようやく大躍進。二人とも、今まで見たこともない笑顔に。二人とも転塾組。「ええ、バカですから、自分」みたいなことを言っていた子も、結果が出ればスキップして歩く始末(笑)

ご機嫌で生きる。ご機嫌で勉強する。それこそが人の生きる道だと信じています。眉間に皺を寄せないと受験勉強じゃないんだ、苦痛で、苦行で、苦しまないと成長しないはずなんだ!と信じている人は、どうぞ頑張って。不機嫌に生きればいいのです。でも、私は嫌だし、そんなこと子どもに教えたくないのです。

悩めるお母さん。苦しいお父さん。一人でも二人でも救えたらと思って、入塾相談は1時間でも2時間でもお話ししています。入塾しなくても、有料セカンドオピニオンを用意しています。YouTube公開OKなら無料。なぜか?その相談内容がまた誰かの役に立てばいいからです。

心優しきお父さんを泣かすヤツ、若くカワイイお母さんを泣かすヤツ、一体誰なんだ!?

初めて会ったオッサンの前で涙を流すなんて普通じゃないぞ。まったく。

そう、「今の塾で十分ケアしてもらえなくて…」というのもあったので、私がヘルプしました。それもどうかと思います。いろいろ思うところあるなぁ… みんな桜学舎に来ればいいのに、物理的にもそうは行かないのが世の常(笑) 難しいもんです(笑)

【各学年定員制!お問い合わせは今すぐ!/上野桜木教室&入谷教室】

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