人より10年遅い、オレ(笑)

私の人生は、人より何でも10年遅い気がしています。
10年。遅れてるなぁ…

学生時代からアルバイトはよくしていました。ですが、長年通った大学を卒業してからも、そのままアルバイト先に正社員として居残ったりしていたので、まともに自覚を持って働き始めたのも30あたり。しかも、それが「経営者」としてですから、結構な「突然」さ。苦しい30代でした。

結婚したのも40直前。まぁ、それなりに紆余曲折、結婚云々もありましたが、結局はそんなものに踏み切れなかったのは、仕事を含めて自分というものが確立できていなかったというのもあったのでしょう。まぁ、直感的に全て信頼して突き進めない何かがあったんだと思うのです。

自分をこの仕事のプロだと思えるようになってきたのは40の頃。ようやくです。
家を買ったのも、皆さんよりも15年とか20年遅いかもしれません。

老後や将来設計を考えたのも最近のことだから(笑)、絶望的に遅いわけです。

経営者としても、成長が10年、20年遅い気がします。この年になって、「ちゃんと経営のこと、会社の将来や、職員の未来についても考えないとなぁ…」ってようやく思ったくらいで、それまでは自分のことで必死。まったくもって遅い。

ということは、若く、長生きできるかも!なんてアホなことは考えないようにしていますが、幸い、大病一つせず、コロナにも罹患せず、インフルエンザになった記憶もなく生きられています。ありがたいことです。

老眼は進むものの、白内障や緑内障などの目の病気もなく、胃カメラも問題なし。
ガン家系でもなく、持病といえば腰痛くらい。
コレステロールと尿酸値に気をつけながら生きている程度で済んでます。

ただ、やっぱり人間には「適切な時期に適切な経験をする必要性」があると感じています。
自分で振り返ると、私も自分勝手に生きてきたので、大事な部分がぽっかり抜け落ちていると自覚する部分があります。

正直、しなくてもいい経験や苦労はしています。普通に働いていたら、そんな経験しないでしょう?ってこともありました。でも、普通に働いていればした経験をしていないこともあるのです。悔やんでも仕方ないのですが、大人になってみて「ああ、こういうことだったんだなぁ…」と思うことがあります。

今、ウクライナ問題の発言で、あまりにも酷い言動で批判されている元政治家がいます。
頭もいいし、弁も立つ。確かに良かった時期もあったのですが、あまりにも頭で組み立てた机上の空論ばかりを捲し立てるので、世間から総すかん、そして世界からも呆れられています。

その原因を、ある有名なコラムニストが「文化や教養を若い頃に得ていない」と言っていたのを聞いてなるほどと。勉強は出来る、知識もある、でも文化や教養を得ていないと、理屈で組み上げた独善的な理論を「正解」だと信じきってしまうことがあるのだなぁと思います。

つまり、ざっくり言えば「人間とはそういうものではない」ということを、まったくもって理解出来ないのでしょう。

若い頃の経験って、非常に重要です。
若い頃はまだ謙虚だし、ある意味怖いもの知らずだから思い切った経験もできる。そういう時期に、必要な経験をすることがとても重要ですが、やっぱり勉強だけできるようになったり、ゲーム三昧で部屋にひきこもっていたりすると、大事な部分がすっぽり抜け落ちることがあるのかもしれません。

さて。わたしは、まだまだこの10年の取り戻しをせねばなりません。
キツイなぁ… でも、幸い定年のない仕事をしているので、頑張らねば。

というか、自分で定年を決めていたのですが、少なくとも実現は不可能でしょう。だって、あと2年ですからね(笑)

ということで、計画を修正してあと7年に延長。
それも実現できるかどうか…
結局、こういうヤツがいつまでもダラダラ働くんでしょうね(笑)

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